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経木の使い方!おにぎりの包み方や便利なお弁当での活用法!販売店情報も!

経木バラン

おにぎりを包んだり、お弁当に使ったり、経木(きょうぎ)を使うだけでいつもの食事がちょっとおいしく見えますよね。

経木は知っているけど何に使うの?という方も、経木って何?と言う方にも読んでいただきたい経木の使い方や販売店をまとめてみました。

経木とは何?

経木という名前を聞く機会はあまりありませんが、たこ焼き屋さんでたこ焼きが乗っている薄い木で出来ている船皿を見たことある方は多いことでしょう。船皿に使用している薄い木こそ経木なのです。

様々なことに使用される経木

古くはお経を書き記したことから「経木」とよばれるようになったと言われていますが、経木はその歴史の中で様々なことに使用されてきました。

紙の代わりの記録媒体、仏具、帽子素材、納豆の包み、お弁当、マッチ箱や襖等の下地となる経木織物など。かつて経木は私たち日本人の生活の中に根付いていました。

木を薄く削ることの出来る技術が評価され、経木で作った製品は輸出産業として栄えたこともあるようです。

しかし現在ではその用途の多くはプラスチック等にとって代わられ、経木を見る機会は少なくなってきました。そんな昨今ですが、その利便性やエコの観点から経木が見直されてきています。

薄経木と厚経木

経木には薄経木と厚経木があり、薄経木はその名の通り紙のように薄い経木のことで主に食品の包装に使用します。厚経木は曲げ物などに使われる少し厚めの経木です。今回は薄経木についての使い方を調べてみました。

※以下文中で「経木」とは薄経木のことを指します。

経木に使用される木と経木の特徴

経木に使用される木

アカマツ、トドマツ、エゾマツなど、節が少ないマツ類がよく使用されます。マツ類の他はスギやヒノキでも作られます。北海道や群馬県が産地として有名です。

特徴・作用

柾目に削られています。ヒノキは特に縦に裂けやすくなっています。天然木ですので独特の香りがします。香りは料理にも移りますので気になる方は注意して使用した方がいいでしょう。通気性・吸水性・耐水性・殺菌性にすぐれています。

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経木の使い方

ここでは便利な経木の使い方を調べてみました。

経木を使うとき、私は主にそのまま使う時と切って使う場合があります。そのまま使う場合は包むことが多く、その他は半分や三分の一に切って使いますので、大部分を切って使用することになります。

ですので、保存する前にまず使いやすい大きさに切ってしまうと使用時にすぐ使えて便利ですのでオススメです。また、切ることによって大きめのジッパー付きビニール袋にも入れられますので長いままより保存も楽になります。

また、乾燥により裂けやすい場合は濡らした布巾で軽く湿らせてから使用すると裂けにくくなります。

天然木ですので使用後は可燃ゴミとして出すことや、コンポストを利用したり、庭に埋めて土に返すこともできます。

お弁当に

お弁当箱の中に使用するプラスチック製品の代わりに経木を使用すれば、残したおかずがあっても一緒に生ゴミとして処分が出来て便利ですね。通気性もありながら余分な水分・油分を吸ってくれて殺菌作用もある経木はお弁当に持ってこいです。

また、昔ながらの竹カゴ弁当にも具材を入れる前にこの経木を敷き使用されます。

お弁当シートとして

お弁当の大きさに合わせて切った経木を上にかぶせ、フタをすればお弁当シートの役割を果たします。経木にご飯粒がつきやすくなりますのでご飯は少なめに入れた方が良さそうです。

仕切り

小さく切ってお弁当の仕切りとしてバラン代わりに使用することが出来ます。かわいい形に切って使えばお子様も喜びますね。

おにぎり

おにぎりの余分な水分をほどよく吸収してくれますのでべちゃべちゃにならずにすみます。またラップで包んだものより見た目にもおいしそうですよね。

おにぎりはご飯を直接包んでしまうとご飯粒が経木にくっついてしまいますので、経木を布巾で少し湿らせてから、全体を海苔で巻いたおにぎりを包むのが良いようです。

包み方としては経木を二枚使用し、

①二枚の経木を十字に置きます。

②中央におにぎりを並べます。

③上になっている経木のおにぎりの載っていない部分を左右からかぶせ、おにぎりを包みます。

④下になっている経木で③とは別方向から同じように③を包みます。

⑤④と垂直に紐で結びます。

おにぎりの数が少なく小さい場合は一枚で包むことも可能です。経木だけではこころもとないという場合は、おにぎりを経木でつつんだ上からラップやアルミ泊を巻くことも一つの手です。

最後に巻く紐は、専用の経木紐もありますが、ない場合はラフィアや紙紐、麻紐、タコ糸、輪ゴムでも結べます。また経木によっては細く裂けば紐として使用できるものもあるようです。

経木紐

食品保存に

食品を保存するときに容器の下に経木を敷いたり、経木に巻いたりすれば、余分な水分を吸収し、また乾燥も防ぐので新鮮に保ってくれます。

ゆで野菜や残りご飯、お肉やお魚の保存と様々な食材の保存に重宝します。電子レンジで温める場合も経木は入れたままにしておけます。

解凍時に

解凍時に使用すれば余分な水分を吸い取りおいしく解凍できます。

蒸し料理に

汚れ防止に蒸し器の中に敷いたり包んだりして、シュウマイやお饅頭を蒸すとき使用できます。

油料理に

揚げ物をお皿に盛るときに下に敷けば余分な油を吸い取ってくれます。趣も出ますので食も進みますね。

煮物に

落とし蓋として使用できます。

また、鍋底に敷いておけば焦げ付き防止になります。放射状に切り鍋底に入れてその先を出しておけば、経木ごと煮魚を崩さずお皿に盛り付けることが出来ます。

まな板に敷く

まな板が汚れるのを防いだり、切った後は経木ごと持ち上げて、フライパンやお鍋に入れるのも簡単です。

盛り付けに

お刺身の下に敷けば余分な水分を取り、また見た目にも趣が出ます。お刺身の他にも経木は和食の盛り付けに一役買いそうです。

経木の販売店

スーパーマーケットなどの店舗で経木を見かけることはあまりありませんが、インターネットを利用すれば経木を購入することが出来ます。

私はいつも石鹸百科さんで購入していますが、楽天やAmazonなどの通販サイトでも購入出来ます。

まとめ

以上、様々なことに使えて便利で機能的な経木の使い方をまとめてみました。

現代では経木を使用する機会が減ってしまい、身近ではみることがありませんでしたので、最初は使いこなせるか心配・使用するのが難しそうと思っていましたが、使用してみるとその便利さと木の暖かなぬくもりに手放せなくなりました。

昔の方の知恵はすばらしいものです。このすばらしい知恵と技術を子どもたちの世代にも残せるようにするためには、私たちが経木を家庭で使用し、良さを子どもに伝え、普及に一役買うことも大事なのではないでしょうか。

ちょっと堅苦しくなってしまいましたが、キッチンペーパーの代わりに気軽に使用できますので、ぜひご家庭に経木を置かれてみてはいかがでしょうか。

ABOUT ME
キトノ
30代子育て中の主婦です。 2人の子どもを育てています。 子育てはわからないことだらけで、大変なことも多いですが 毎日が充実していて楽しいです。 この毎日を記録し、成長できればと思いブログを始めました。 よろしくお願いします。