何度言っても言うことを聞かない我が子にイライラしたり、
ちょっと注意するつもりが、だんだん怒りがエスカレートして落としどころがわからなくなってきたり…
子どもに対して、ついきつく当たってしまうこと、ありますよね?
叱っている最中は親も必死なのですが、さんざん叱った後に何だか後味が悪い。
ちょっと言い過ぎたかな?と。
こちらの記事ではそんな「叱りすぎてしまった」あとの後悔や自己嫌悪に陥った時のフォローや、日頃からの対処法をご紹介していきたいと思います。
目次
子どもを叱りすぎてしまうママへ伝えたいこと
子育て中のお母さんは、常に戦闘モード!
子どもが寝付くまで、なかなか一息もつけません。
毎日、子どもの世話に明け暮れ、間を縫うように家事をこなし、気がつけばもう一日の終わり…もうヘトヘトです。
疲れだって、ストレスだって溜まってしまいます。
少しくらい休みたい、ちょっとは自分の時間が欲しい…そんな風に感じていませんか?
もし、少しでも思い当たるのであれば、心のキャパシティが限界をむかえる予兆かもしれません。
知らず知らずのうちに、心に溜めこんだ疲労や我慢が、イライラを生み出します。
体調不良やホルモンバランスの乱れなども、イライラの原因になるので注意が必要です。
お母さんだって一人の人間です。
「お母さん歴」だって、まだまだ始まったばかり。
完璧に振舞えないのが当たり前です。
腹を立てることもあるし、感情的になることだって当然出てきます。
だから、そんなイライラしている自分を責めたり、悪く思ったりする必要はないのです。
むしろ、マイナスの感情を押さえ込んだり、隠そうとしたりするのは、心身に悪影響をもたらします。
感情を吐き出すことは、お母さんにだって必要なことなのです。
ただ、それを子どもにぶつけたり、間違った方法で発散したりするのは、やはり良くないことでしょう。
日常の中で、そのイライラが抑えられないのは、子どもが悪いわけでも、お母さんが悪いわけでもありません。
何となく日々の生活が上手く循環していない…そこに原因があります。
自分が何に対してイライラしているのか、不満に思っているのか、その正体を一度見直してみましょう。
そして、日々の生活が上手く循環できるように、誰かに助けてもらったり、生活を見直してみたり、状況に応じて解決策を立てられると良いですね。
子どもの寝顔を見ながら
とつぶやくことがあれば、そこから立て直していきましょう。
「後悔をする」ということは、自分の行いを客観的に捉え、反省できている証拠です。
まずは出来なかったことに目を向け、自分を責めることはやめて、出来ていることを見つけ、こんな中でも子どもと向き合おうとしている自分を褒めてあげてください。
このページにたどり着いた方は感情的になってしまう自分に後悔したり、叱り方について悩まれている方が多いかと思います。
その悩みを解決したいと、このページを開かれた時点で、子育てについて真面目に向き合っている素晴らしいお母さんではないでしょうか。
子どもを感情的に怒鳴りつけることは、やはり良くありません。
ですから子どもへの叱り方(言葉や態度の選び方)を見直したり、日頃のストレスを発散させたりなど、対処方法を考えて、これからは建設的に解決していきたいですね。
叱り方、伝え方に悩んだら、こちらの本もオススメです。
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勇気づけの子育てをされている方の本で、私も繰り返し読ませて頂いた本です。
ここからは、お母さんのストレスが少しでも減り、ゆとりを持って子どもと向き合えるよう、いくつかの方法を紹介していきたいと思います。
すぐに大きな変化は現れなくても、きっと1つ1つの心がけで何かが変わっていくはずですよ。
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また同じことを繰り返す前に
出来ることなら感情的に我が子を怒鳴るなどしたくないですよね。
怒鳴るをやめたいけれど、子育てする上で、子どもを注意しなければいけない場面は必ず出てきますよね。
そんなとき「怒る」のか、「叱る」のか。
まずはわかるようでわかりにくい「怒る」と「叱る」の言葉の意味の違いについて考えていきたいと思います。
「怒る」と「叱る」の違い
「怒る」というのは、感情的になって怒鳴るなどの行為をさします。
親のイライラを解消するためだけのものであって、子どもに対する教育的な意味合いは含まれません。
子どもにとっては、恐怖や不安の元になるだけです。
怒られたくないから良い子でいようとするのは、その場しのぎの行動であって、本質的な改善や躾にはつながらないでしょう。
一方「叱る」というのは、その場面に応じて、適切に教え諭すことをさします。
こちらは教育的な指導であり、本来、子どもの躾にはこのように接したいところですね。
子どもにとっても、怒鳴られるより「何がダメだったのか」「どうしたらよかったのか」を丁寧に説明してもらえた方が次に活かせるはずです。
子どもが言うことを聞かないのは未熟さゆえ当然のことなのに、親の方が自分の思い通りにいかないことに腹を立てていては、少し大人気ないと思いませんか?
親が簡単にキレない姿を子どもに示すことで、キレにくい子どもを育てることにもつながるでしょう。
とはいえ、どのようにすれば怒りをコントロールできるのでしょうか…
簡単に取り組めそうな方法をいくつかご紹介したいと思います。
何かのできごとに対して、怒りの感情がピークを迎えるのは6秒だといわれています。
なので、イラっときたら、まずは6秒間待ってみましょう。
数をかぞえて待つだけでもピークをやり過ごすことができるはずです。
怒りの状態では、血管や筋肉が収縮し、呼吸が浅くなります。
まずは体の緊張を緩め、リラックスしましょう。
気持ちが落ち着くまで呼吸に集中してみてください。
子どもを叱責しそうになったら、まずは目線を子どもから離し、意識を別のところに向けてみましょう。
他のものに集中することで、イライラも収まってくるでしょう。
イライラする場面から離れて、トイレや寝室など一人になれる場所に回避しましょう。
わずかな時間であっても、一人でボーっとすることも必要です。
そもそも、求めている基準が高いということはありませんか?
頑張りすぎも心身ともに疲弊します。
家事や子育てのレベルを少し緩めることで、気持ちが楽になるかも知れません。
そして、ぜひ日々頑張っている自分を褒めてあげてください。
家族の協力や子育てサポートの支援などを利用して、日頃の不満や疲れなど、ガス抜きさせてもらいましょう。
怒りすぎて後悔しないための最善の方法は、まずはお母さん自身が元気になること、気持ちに余裕を持つことが一番だと思います。
よく寝て、よく食べ、適度な運動、自分を大切にすること。
日々の生活に追われていると意外と難しいですよね。
子どももは親をよく見ていますから、自分を大切にしているお母さんを見て育ったお子さんは自分のことも幸せになれるのではないでしょうか。
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子どもを叱りすぎた後に出来るフォロー
子どもを叱りすぎたと思ったら謝った方がいい?
心から「悪かったな」と思うのであれば、なるべく早く、素直に謝るべきでしょう。
親がキチンと自分の行いに対して、反省し、謝罪する姿を見せることも大切なことだと思います。
そうした親の背中をみて子どもも育ちます。
素直に謝れる親子でありたいですね。
また、敏感な子どもの場合、大人が思う以上に心が傷ついてしまうケースもあります。
少しでも早く傷を修復し、安心させてあげるためにも、謝ることをお勧めしたいと思います。
しかし毎回怒る⇒謝るを繰り返していてはやはり良くありませんので、そもそもの原因を取り除き、感情にまかせて怒ることをしないように気をつけることが一番です。
「叱りすぎてしまった」と後悔したあとに出来ることはありますか?
謝ることと同時に「あなたを嫌いになったわけではない」ことと「あなたの全部が悪いのではない」ことを伝えて欲しいなと思います。
大好きなお母さんにひどく叱責された後は、子どもの方も気持ちが萎縮し「自分なんて、どうせダメな子だ」と一時的にであっても自尊感情が損なわれます。
これを繰り返してしまうと、本当に自分が大切な存在ではないと思い込んでしまいかねません。
ぜひ“ぎゅ~っ”としっかり抱きしめてあげることで、お子さんに安心と愛情を伝えてあげて下さい。
まとめ
「叱りすぎたな」と後悔したときこそが改善の時!
イライラを上手く逃がす方法を見つけて、冷静に対処できるトレーニングをしていきましょう。
また、日頃からストレスを溜め込まないように、発散の方法も見つけていきたいですね。
それでも「またやってしまった」ということがあれば、すぐに素直に謝って、関係を修復してやり直せばよいのです。
親も子どもも、お互いまだまだ成長中!失敗しながら、素敵な人になっていきたいですね。
私も毎日、家事・子育て・仕事と常にヘトヘトの状態です。
溜め込んだ疲れから病気になったり、募った不満から家族に嫌味を言ったり(苦笑)心身のバランスを保つのが一番の課題になっています。
でも、このしんどさや大変さは、全て自分が作り出したもの、自分が選んで決めたものばかりです。
だから、そのイライラを感情的になって誰かにぶつけるのは迷惑極まりないなと。
上手に疲れやストレスを逃し、せめて子どもには落ち着いて対応したいと思って日々頑張っています。
子育てって、本当に精神修行だなぁと感じます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。