木製のりんご箱と言えばDIYやインテリアなどで密かに人気ですよね。
今回ご紹介するリメイクに使用するりんご箱とは“りんごの運搬などで使う丈夫な木製の箱”です。
りんごの運搬はダンボール箱でも行われているようですが、大容量のりんごを一度に運べる木製の容器も旬の時期には大活躍のようです。
農産物直売所や、八百屋などでは、りんご箱に入ったままりんごが売られていることもありますのでご覧になったこともある方も多いかと思います^^
写真のような無造作な作りでどこかレトロな雰囲気をもった箱です。
初めに我が家が入手したりんご箱の数は3つです。
(店頭で見つける度に交渉していますので、のちにもう少し増えます)
この3つのりんご箱を使って今回作ろうと思っている物は2つです。
1つは妻から頼まれたキャスター付きの野菜収納箱。
もう一つは、ナチュラルな雰囲気のTVボードです。
今回こちらの記事では入手した3つのりんご箱でどのように野菜収納箱とテレビボードを製作したかを写真付きでご紹介していきたいと思っています^^
それぞれの作品について制作の手順と気になるヤスリをどのくらいかけたのかも記載していますのでご覧になってみてください。
りんご箱の大きさ&特徴
まず製作に入る前に重要なのはりんご箱の大きさや特徴を理解しておくことです。
まずは大きさですが、横に置いて、幅約62㎝×高さ約30㎝×奥行き約31㎝(外寸)です。
大きさには個体差があるようですので、目安的にお考えください。
残念ながら、横に置いたりんご箱にはA4サイズは立てて収まりません。
そしてりんご箱の細かい作りに関してですが、りんごを運搬する目的で作られた箱ですのでりんごの重さに耐えられる作りではありますが、薄い板で作られているので大きな力には耐えられません。
また、古材が使われている場合も多く、今回写真に載せているようなキレイなものは非常に稀ということです。
中にはシミのあるものもありました。
あくまで運搬のためのものですので、ヤスリがけなどもされておらず、ザラザラとしたただの木箱です。
りんご箱の各面は一枚の板で出来ている面もあれば複数枚を合わせて出来ている面もあり、使用されている板の大きさもバラバラです。
大きさも個体差があり、材質も無頓着、ただただりんごを運ぶためだけに作られたその無骨な雰囲気が、逆に魅力だったりしますよね^_^
りんご箱リメイクその①野菜収納箱
まず野菜収納箱なのですが、取り出しやすいように底にキャスターをつけたいと思います。
前後左右に自在に動くタイプのキャスターを付ければ、野菜をたくさん入れて重くなっても、棚の下などに収納した状態から使う時に自由に引き出せます。
用意したキャスターはこちらです。
手持ちのビスが長いものでしたので、そのまま使用したのでは箱の中にビスの先が飛び出してしまう関係で、キャスターと箱の間に30×40の角材を1㎝の厚みに切った物を2枚並べて挟みました。
後は、四隅に設置していけば完成です。
完成しました!
こちらはヤスリがけなども行わず、ただキャスターを取り付けただけです。
野菜だけでなく色々なものの収納によさそうです^^
果実酒、漬物、一升瓶、米びつ、その他ペットボトルの水などの備蓄品を入れるなどにもよさそうですね。
ちなみに…
完成後すぐ、野菜の前に我が子が2人入りました^^;
前後左右自在に動くキャスターに大喜び「押して押して!」とキャッキャ大騒ぎでした。
前方に穴を開けてロープを付ければ乗り物としても楽しいですね。
しかしあくまでりんごを入れる耐久性以上のものは考えて作られてはいませんので、場所によっては息子(4歳18㎏)が乗ると重みで板が外れそうになった部分もありました。
重量のあるものを収納する場合など使い道によっては補強が必要になることもあるかもしれません。
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りんご箱リメイクその②TVボード
2つ目のリメイク作品はテレビボードです。
うちのテレビは42インチのものです。
こちらはうちのテレビが乗り切るように、りんご箱を横にし2つ並べて使用したいと思います。
置く場所はリビングです。
子どももよく触るところですので、トゲが刺さっては困ります。
ヤスリがけをしたいとこですが、りんご箱の元の質感も残したいです。
そこで♯120でなでるように軽くサンディングします。
そうすることで、製材時の鋸目も強調できて良い感じになりました。
この感じが気に入りましたのでヤスリはこれでおしまいにします。
並べて連結する際に、この出っ張っているりんごを運搬する際の持ち手になる部分が邪魔ですので外します。
釘で付けてあるので、ラジオペンチで釘先を起こし、トンカチで叩きながら外します。
外した持ち手の木は、棚受け用に使うので捨てないで取っておきます。
外すとこのような形です。
テレビボードにDVDレコーダー収納部分の棚を作ります。以前使用していたTVボードのレコーダー収納部分の幅が10㎝ほどの高さで、それがちょうど良い大きさだったため同じ高さで作りたいと思います。
出来上がりはこのような感じです。
棚板は、30㎝×59㎝の古材を使用しました。棚板自体は固定せず、棚受けに載せているだけです。
持ち手の木を固定する際には1×4の木材を利用しました。
古材の棚板の厚みが約1㎝、1×4材が約9㎝なので合わせると10㎝になりますので持ち手の木を固定するときは斜めになってしまわないよう間に1×4を挟むと楽に平行に取り付けられます。
棚の奥に、コード類を通す穴を開けます。
ザグリカッターの24㎜を使用しました。
コード類を通して、動作確認をして完成です。
なぜかくもんの世界地図パズルや日本地図パズルがシンデレラフィットしました^^;
これからゆっくりカゴなどで収納を考えていきたいと思います。
りんご箱の入手先
私の場合は、農産物直売所で入手しました。
ちょうど来店した際に店頭にテントでりんご販売中でして、その後ろに空のりんご箱が置いてあるのが目に入りました。
譲って頂けるか声を掛けさせて頂いたところ快く「持ってって良いよ!」と言ってもらえたのでありがたく頂いてきました。
詳しくお聞きしたところそこの直売所では普段から貯まったりんご箱はご自由にお持ちくださいとしているそうです。
同じエリアの管轄の農産物直売所であっても場所によって200円、300円などで譲ってくれる場合もあります^^
もう予め「300円で譲っている」などとルールが決まっている場合や、おいくらですか?と聞くとちょっと悩んで「じゃあ200円でいいよ!」という風に交渉する場合もありました。
お尋ねの店舗や店員さんによってなど、その時々で金額は変ってくるかも知れませんね。
りんご箱はあくまでりんごを販売したあとの空き箱ですので、りんご箱の入手は偶然性が高く、欲しい数だけ揃えるのは大変です。(そこが楽しかったりもしますが^^)
まとまった数が欲しい場合や、どうしてもキレイな状態のものを求めているなどという場合は値は張ってしまいますがインターネットでも販売しているようです。
“りんご箱風に作った”商品などもあるようです。
まとめ
今回は農産物直売所で入手した木製のりんご箱を使って
・キャスターを付けた野菜収納箱(りんご箱1つ)
・テレビボード(りんご箱2つ)
を製作しました。
ヤスリはテレビボードの方だけ♯120を使用し軽くかけました。
収納棚やおもちゃ箱などアイデア次第で様々な物になりそうですね。
フタをDIYしても良さそうです。
皆さんも素敵な作品を作ってみてください^^
最後まで読んでくださりありがとうございました!