こんにちは!
突然ですが、庭でバーベキューをするとき、ちょっと物を置いたりする場所に困っていました。
そんなときに便利そうなのが、おしゃれなキャンプの写真などでよく目にするこの形の棚です。
足の部分がアイアン、木製など、いろいろな物がありますが、共通しているのが脚と棚板が固定されておらず、斜めに支え合うことで自立する棚ということ。
だから取り外しも持ち運びも簡単で組み立てもすぐに出来るんですね^^
外で使用する棚に持ってこいです。
折りたたみのための特別な部品など要りませんので、DIYしやすそうですよね^^
ということで今回こちらの記事では“バーベキューやキャンプに便利な棚”を脚も天板も全て木で作成し、その作り方や寸法をご紹介していきますね。
天板探しと材料
まずは材料探しです。
脚の部分は我が家の物置に余っている30×40の角材を使用しました。
ホームセンターなどで6本で1000円くらいでよく売っているのものです。
安価な材料でDIYには重宝しますよね。
問題は天板の部分です^^;
うちの場合は実家の倉庫で天板を探しました。
実家には、なぜかこのような板材がたくさんあります。
この中から、なるべく反ってなくて、天板として使いやすそうな厚みと幅のものを探しだしてきました。
チョイスしたのはこちらです。
長さ2400㎜ちょっと。幅217㎜。板厚16㎜。材質不明。
今回はこの板に合わせて棚の大きさを決めていくことにしました。
キャンプ棚自作のための簡単な図面
自分用に作成したものですので手書きで申し訳ないのですが大体このような感じで作ろうと計画しました。
細かい長さなどお持ちの木材に合わせて参考までにご覧ください^^
木材カット寸法
脚の部分30×40の角材のカット寸法
・脚用910㎜×4本
・天板棚受け部分235㎜×6本(2段予定)
最初は棚を3段にしたかったため、この天板棚受け部分は8本用意していましたが、途中で2段に計画を変更しましたので使用したのは6本です。(写真は8本になっています。)
棚板になる板の幅217㎜を元に脚材のサイズを決め、切り出していきました。
脚となる部分の木材のカットが終わったら、次に天板(棚板)となる部分をカットします。
天板(棚板)の部分のカット寸法
・上段1000㎜(幅217㎜板厚16㎜)×1枚
・下段1367㎜(幅217㎜板厚16㎜)×1枚
2400㎜以上あった天板ですが、長年倉庫にしまってあった木材ですので端の方は汚れていました。
そこでまず天板の端を切り落とします。
この時点で3段分は不可と判断し、2段で作成することにしました。
最終的にサイズは上段部分を1000㎜、下段は残りの長さで1367㎜となりました。
このあたりの天板の長さはお持ちの板の長さに合わせて決めていただいていいかと思います^^
3段出来そうでしたらそれも良いですね!
これで材料が全て揃いましたので次の工程に移りたいと思います^^
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面取りとヤスリがけ
切り出しが終わったら角材の面取りをしていきます。
面取りやヤスリをかけなくても棚は作成できますが、組み立てをするときに触れる部分ですのでなるべくトゲなどのないようにしたいですよね。
面取り
トリマーのボーズ面ビットですべての角を落とし角を丸くしていきます。
今回使用したトリマーは「BOSCH ボッシュ パワートリマー RMR500」
トリマーに取り付けて使用したのはこちらです。
ヤスリがけ
ヤスリがけ、今回は「ボッシュ キュウジンランダムアクションサンダGEX125AVE」を使用しました。
以前から集塵機能があるサンダーが欲しいと思っており、最近購入した物で使用するのが楽しみでした^^
初めて使用しましたが、これは強力なサンダーですね。
あっという間にヤスリがけ出来ます。
強力なので、脚材の方は面取り後、いきなり♯240を使用してヤスリがけをしました。
集塵機能がついているので、そこまで粉塵も舞いませんし便利でオススメです^^
脚材のヤスリがけが終わったら次は天板のヤスリがけに移ります。
天板は、製材時の鋸目のような跡が残っていたので目の粗い♯60からヤスリがけしました。
なかなか、固い木材でヤスリがけが大変でした。
♯60→♯120→♯240と順番にヤスリがけをしていきます。
ヤスリがけを終えると綺麗な木目が現れました。
木材の材質は不明でしたが、色味と堅さからして欅ではないかな?と思っています。
組み立て
ヤスリがかけ終わったら、いよいよ組み立てです。
今回コーススレッドは、使わずダボ継ぎで作ろうと思います。
まずは天板棚受け部分235㎜×6本の左右両方の接合部にダボ錐で2箇所ずつ穴を開けます。
使用したダボ錘は「スターエムの六角軸ダボ錐8.0MM」
接合部はマーカーで合わせるのでこの時点では適当な位置に穴を開けてもらってかまいません。
上の写真のように対角線上になるように穴を開けた方がよりしっかり接着するかと思います。
天板棚受け部分235㎜×6本へ全て穴を開け終わったら、次にマーカーをダボ穴に差し込み、脚用910㎜×4本に接合位置を合わせるため印をつけます。
使用したのは「大西ダボマーカー8mm用」ダボマーカーを使用して脚用910㎜×4本の接合部分に印をつけます。
印がついたら脚用910㎜×4本にも先ほどの「スターエムの六角軸ダボ錐8.0MM」を使用して同じ要領で2箇所穴を開けます。
穴が空いたら穴の中に木工用ボンドを流し込み、木ダボを挿入。
脚用910㎜×4本と天板棚受け部分235㎜×6本を木ダボで接着したらハタガネで固定しました。
上段差し込み部分の隙間は30㎜ほどです。(棚板の厚み16㎜)
下段は、最上部か500㎜の位置に取り付けました。
いつも使用しているオスモカラーの出番です。
こちらを購入したときは料金の割りに量が少ないと思っていたのですが、伸びがいいので思っていた以上に長持ちしています。
天板は、もともとの木の色味を活かして蜜蝋で仕上げました。
蜜蝋を塗ると左側のように、湿った感じになり、艶が出ます。
使用した蜜蝋は「未晒し蜜ロウワックス(Cタイプ)」です。
こちらも非常に少量で使用出来るため長持ちです。
新築の際、無垢の床に塗るために購入し、家全部の床を塗り、その後も何度か床や家具などに使用していますがなかなか使い切りません。
自然な艶がお気に入りです。
赤みがかった木の色と蜜ロウの艶で深い飴色のような素敵な色になりました。
完成・組み立て
これで3つのパーツが完成しました。
さっそく組み立ててみます。
組み立てるときは必ず上段の天板から差し込みます。そうでないと脚部分が固定されません。
上段を差し込み、脚が固定されたら、下段を載せます。
天板の赤みがかった木肌と、オスモカラーで塗装した脚が良く合います。
移動時は、また3パーツの状態に分解し、荷造り用のベルトで結束すれば持ち運びにも便利です。
まとめ
今回は、キャンプなどアウトドアで使える、持ち運びや組み立てが簡単なウッドラックをDIYしました。
30×40の角材と天板用の板さえあれば比較的簡単に作成することができましたね。
今回接着はダボ継ぎで行ってみました^^
もちろんコーススレッドでも可能ですね。
お好みでお好きな方法でどうぞ。
これでバーベキューの時道具の置き場所に困りません。
皆でバーベキューをするとき、さりげなく出したらおしゃれじゃありませんか?
キャンプは、まだ行ったことありませんが、そのうち…^^
当分の間は庭キャン用で使いたいと思います。
…と思っていたら妻に勝手におうちモンテッソーリのお仕事棚というものに使われてしまいました^^;
壁の少ない我が家はこれ以上棚が設置出来ないので必要なときだけ設置できる組み立て式の棚は便利なんだそうです。
お客さんが来たら簡単に片付けられるしということですが、キャンプの時には返してもらいたいものです^^;
構造も簡単なので、みなさんも是非オリジナルのウッドラックを作ってみてはいかがですか?
最後まで読んでくださりありがとうございました。