普段絵本はあまり聞いてくれないけど、電車の絵本はとてもよく聞くというお子さんもいらっしゃると思います。そんな電車大好きなお子さんのために絵本をお探しの方に0、1、2歳向けの絵本をまとめてみました。
2歳後半のお子さんや、絵本に慣れていてここに乗っている絵本では物足りない!という方には3、4歳のお子さん向けの絵本もまとめていますので、そちらもご覧になってみてください。
対象年齢や読みやすさは、私が自分の子どもに実際読んでみて感じた感想となりますので、ひとつの参考としてご覧になってみてくさい。読みやすさは5段階の☆で表しています。☆が多いほど読みきかせしやすい絵本です。
この記事は今後も良い絵本を見つけたら随時追加予定です!
※本体価格及び本の情報は変更になる可能性があります。
目次
「かんかんかん」のむら さやか
福音館書店 2010年 本体価格800円+税 ISBN:9784834024807
読みやすさ☆☆☆☆☆ 対象年齢0歳~
踏切の上を色んな電車が走っていきます。始めに左からチラッと現れて、ページをめくると車両全体が現れます。今度はどんな電車かな?と楽しめる絵本です。
この絵本の感想!
踏切の「かんかんかん」と言う音や、それぞれの電車に合った擬音が楽しめます。
うちの子もそうでしたが、 踏切の音の響きが好きなお子さんも多いと思います。この絵本は踏切好きな小さなお子さんには気に入ってもらえること間違いなしの絵本です。ぜひお子さんと一緒にリズムを楽しんでみてください。
「がたんごとん がたんごとん」安西 水丸
福音館書店 1987年 本体価格800円+税 ISBN:9784834002720
読みやすさ☆☆☆☆☆ 対象年齢0歳~
ネコやネズミ、そしてくだものやフォークなどが汽車に「のせてくださーい」と乗っていきます。終点は女の子の待つ食卓…?赤ちゃんから楽しめる、がたんごとんのリズムの楽しい絵本です。
この絵本の感想・読み聞かせポイント
赤ちゃんの電車、汽車の絵本の中でも有名な絵本ですが、読む人によって「がたんごとん」のリズムの速さが違ったりと、他の誰かが読み聞かせをしているのを聞くのも楽しい絵本です。
赤ちゃんの頃は絵やリズムを楽しみ、1歳頃からはお膝に乗せて、がたんごとんのリズムで揺らしたり、「のせてくださーい」で一緒に手を挙げてみるとまた違った楽しみ方ができます。
「がたんごとん がたんごとん ざぶんざぶん」 安西 水丸
福音館書店 2012年 本体価格800円+税 ISBN:9784834027136
読みやすさ☆☆☆☆☆ 対象年齢0歳~
上記の「がたんごとんがたんごとん」から20年以上を経て出版された続編です。展開は前作と同じですが、こちらは夏を感じさせるアイスやスイカが「がたんごとん ざぶんざぶん」と浜辺にお出かけです。
この絵本の感想・読み聞かせポイント!
前作と同じ「がたんごとん」「のせてくださーい」の繰り返しですが、プラスされた「ざぶんざぶん」のフレーズも赤ちゃんには面白いようで、こちらもオススメです!
夏らしいイラストと波が明るく、どちらがいいのか迷ってしまいますが、お好みでお好きな方を選ばれるといいかと思います。迷った時は図書館で借りてお子さんに読み聞かせて反応を見てみるのもいいですね。
「しゅっぱつしんこう!」山本 忠敬
福音館書店 1984年 本体価格900円+税 ISBN:9784834000863
読みやすさ☆☆ 対象年齢1歳~
みよちゃんがお母さんと電車を乗り継いで田舎に住むおじいちゃんの家へ行くお話です。デフォルメされた電車の絵本が多い中、こちらは写実的な絵が印象的で、電車好きのお子さんに大人気です。
この絵本の感想・読み聞かせのポイント!
0、1、2歳の絵本には音を楽しむ絵本が多く上がっていて、慣れていないと読み方に戸惑うこともありますが、こちらは物語になっていますので言葉を読むだけで伝えることができます。
お子さんが1歳頃になり、リズムを楽しむ絵本中心の読み聞かせから物語のある絵本に少しずつ移していきたいと思っているなら、試してみたい一冊です。
全部を聞くことが出来なくても、絵を見て語りかけるのも、1つの楽しみです。背景に新幹線や飛行機も描かれています。
絵本を開いた状態で表紙と裏表紙を合わせて見ると、3つの電車の並んだ1つの絵になっていてかっこいいですよ!
「でんしゃ きしゃ」(のりものあれあれえほん)石川 重遠
文化出版局 1979年 本体価格1243円+税 ISBN: 9784579400508
読みやすさ☆☆☆ 対象年齢1歳~
「じどうしゃ」「ふね」「ひこうき」と共に4冊組で箱に入って販売されています。ペーパーバックの絵本で全作・全ページしかけ(折れているページを開く)つきのしかけ絵本です。
各ページごとに違った電車やの汽車の様々な場面が登場し、しかけを開くとまるで電車動き出きすようです。
この絵本の感想・読み聞かせポイント!
ペーパーバックの薄く軽い絵本ですので持ち運びが楽で読み聞かせがしやすいです。しかしその分、ハードカバーよりも絵本が傷みやすくはなります。特に開くところを子供がやりたがるので、やぶかないよう注意が必要になります。
うちの絵本はついに一カ所を1歳児に破かれてしまいました。
景色の中に急に電車が現れたり、満員電車から人がどっと降りてきたりとしかけを開くことで一瞬で変わる絵にもう一回!もう一回!と夢中になります。
ちょっとレトロな雰囲気がおしゃれな絵本です。
「でんしゃはうたう」作:三宮 麻由子 絵:みねおみつ
福音館書店 2009年 本体価格900円+税 ISBN:9784834023985
読みやすさ☆☆ 対象年齢1歳~
電車の様々な音を言葉で表現しています。電車が駅に着く音、ドアの開け閉めの音、走り出す音、電車同士がすれ違う音、鉄橋の音、アナウンス…ホームで電車を待ち、目的の駅で降りるまでに聞こえる音を言葉で表現している絵本です。
この絵本の感想・読み聞かせポイント!
ほとんど擬音ですので、電車の音真似をし続け、電車になりきって読む必要があります。膝の上に子供を座らせ、絵本を読むと、実際電車に乗り先頭車両の車窓から景色を見ているような状態を楽しめます。
私は普段電車の音に意識を向けたことがなかったので、この音はどう表現したらいいのだろうと思う擬音も多くありました。そういった意味で読み聞かせることが少し難しい部分があるかもしれません。
息子は車窓からの景色に夢中になり何度も読んでとせがみます。踏切の音も好きですし、将来は音鉄!?などと考えてしまいました。
ほのぼのした暖かい絵がここちよく、飾って置いても素敵な絵本です。
「のっていこう」木内 達郎
福音館書店 2015年 本体価格800円+税 ISBN:97848340815
読みやすさ☆☆☆ 対象年齢1歳~
お父さんと3つの乗り物に乗って出かける絵本です。何の乗り物に乗るのかな?と主人公とともに考えながら読み進めることが出来ます。最後に到着した山頂から見る景色は子供をわくわくさせてくれるでしょう。
この絵本の感想・読み聞かせポイント!
「しゅっぱつしんこう!」と同じく、擬音語ばかりでなく、物語性のある絵本となっていますので、読み聞かせに慣れていない方でも読み聞かせやすいです。
文章は短く、子供目線になっています。普段読み聞かせはお母さんばかりというご家庭でも、この絵本でしたらお父さんにもお願いしやすいでしょう。
「ちいさなきしゃ」五味 太郎
岩崎書店 2016年(新版) 本体価格1400円+税 ISBN:9784834002720
読みやすさ☆☆☆ 対象年齢2歳~
夜すやすやと寝ている男の子の体を小さな汽車が走ります。最後は汽笛を鳴らして起こしてくれます。
この絵本の感想・読み聞かせのポイント!
しゅっしゅっぽっぽとおもちゃの汽車が体の上を走る、それだけの絵本なのに、息子は何度も読みたがります。汽車のおもちゃと一緒に寝た男の子のお話なのでしょうか。シンプルで余計な説明がないからこそ想像力をかき立てられます。
ただ読むだけでなく、うちにある小さな汽車のおもちゃで息子の体の上を絵本のように走らせると、大喜び!「読んで読んで〜!」「やってやって〜!」と大はしゃぎです。表紙裏の線路の上をおもちゃで走らせたりとあらゆる角度から楽しんでいるようです。
まとめ
以上、電車・汽車の絵本で0、1、2歳向けのものをまとめてみました。
普段電車が好きなお子さんは、他の絵本は聞いてくれないけど電車の絵本なら読み聞かせを何度もせがんできたりと、電車が描かれているとお子さんの興味や関心の度合いがまるで違いますよね。
お持ちの絵本の他に良い絵本がないかとお探しの方のお役に立てたら光栄です。これからも随時追加していく予定ですので、またこの記事を覘いてくださると嬉しいです。
少し大きなお子さんがいらっしゃる方は2歳、3歳向けのオススメ絵本もまとめてみましたのでそちらも合わせてご覧になってみてください。
最後まで読んでくださりありがとうございました!