絵本

福音館書店とこどものとも社の違いと装丁違いの絵本の図書館での見分け方!

ご自宅で、図書館で、書店で、子どもに絵本を読んであげたいと思ったとき、「こどものとも」の絵本を手に取る機会は少なからずあると思います。

母親となった私たちが子どもの頃にも読んだ、馴染みのある絵本の表紙を見て、懐かしさとともに、子どもの頃この絵本を通して感じた感動を自分の子どもにも伝えたいと思うことはとても素敵なことではないでしょうか。

こどものともといえば、「ぐりとぐら」「ばばばあちゃんシリーズ」「はじめてのおつかい」…。上げればきりがない名作絵本の数々ですが、たとえば図書館にある検索用パソコンで「ぐりとぐら」を検索したとき、たくさんの種類が出てきてどれが読みたい「ぐりとぐら」なのかわからない!なんてことはありませんか?

「こどものともセレクション」「こどものとも傑作集」「こどものとも年中向き」「こどものとも社版」・・・。一体どれを探せばいいの?というときに読んでいただきたい「こどものとも」の絵本の種類をまとめてみました。

絵本「こどものとも」とは

福音館書店から1956年に刊行されたペーパーバックの絵本の月刊誌です。毎月一冊まるごとで一つの話を収録した絵本となっています。毎月違った、様々な絵本作家の方の作品が登場します。その60年以上の歴史の中では「ぐりとぐら」「だるまちゃんシリーズ」「はじめてのおつかい」などロングセラーの名作絵本を数々産み出しています。

福音館書店とこどものとも社

「こどものとも」の絵本の中には“こどものとも社”の表記があるものがあります。こどものとも社とは福音館書店の保育園・幼稚園向けの絵本販売代理店です。全国47都道府県に営業所があります。

ここでは“こどものとも社”の表記のあるものはどういった絵本なのかを調べてみました。

こどものともの出版社「福音館書店」

福音館書店は出版社名です。1952年創立。創立から現在に至るまで、とてもたくさんの名作絵本を生み出している出版社です。

こどものとも社は福音館書店の幼稚園・保育園向けの販売代理店

ペーパーバックの絵本では裏表紙に「こどものとも社版」や「販売 こどものとも社」と書かれている絵本があります。これらは福音館書店の発行した絵本をこどものとも社が幼稚園・保育園向けに販売している絵本です。

福音館書店の「こどものとも」と、こどものとも社の「こどものとも」は絵本のタイトル(「ぐりとぐら」など)が同じであればほぼ同じ絵本と考えていいでしょう。

なぜなら、こどものとも社版は福音館書店の「こどものとも」のを中から特に人気のある作品を保育園・幼稚園向けにペーパーバックで刊行している月刊誌ですので、装丁の違いはありますが、絵本の内容としては同じものとなるのです。

そのため図書館でペーパーバックの絵本を探しているというときは“こどものとも社”の表記のある「こどものとも」を探すといいでしょう。

幼稚園・保育園向けに販売している絵本ですので、一般書

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店には置かれていません。幼稚園・保育園に通うお子さんが毎月持ち帰ってくる月刊絵本や、古書店、寄贈された絵本を受け入れた図書館で見ることできます。

 

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福音館書店の月刊誌

福音館書店では対象年齢別に8つのシリーズの月刊誌を刊行していますので、「こどものとも」を中心にその種類を紹介します。

ものがたり絵本

ものがたり絵本は対象年齢別に4種類の月刊絵本が刊行されています。

こどものとも0.1.2.(10ヵ月~2才)

こどものとも年少版(2~4才)

こどものとも年中向き(4~5才)

こどものとも(5~6才)

月刊絵本の内容は新作中心ですが、過去にも出版されたことのある再版のものも含まれています。

※()内は対象年齢となっています。我が子にどんな絵本を読むのが適切か悩んだときにもわかりやすいよう、年齢別に絵本を選べるようになっています。対象年齢はあくまで目安であり、実際読み比べてみてお子様が楽しんで読めるシリーズを選ぶといいでしょう。

ちなみにうちの子どもたちは10ヵ月より前から「こどものとも0.1.2.」の絵本を読んでいますし、2才になる前からよく「こどものとも年中向き」の絵本を読んで欲しいと言っていました。

「こどものとも年中向き」の読み始めは、大好きな電車の絵本からでした。読み始めた当初は電車の絵本は最後まで聞けるけど、他のものは途中で飽きてしまうという状態でした。しばらくすると他の「こどものとも年中向き」の絵本にも夢中になり、徐々に対象年齢の高い絵本を好む状態へ移っていきました。

絵本の内容を全て理解している訳ではなさそうですが、絵本を読みながら子どもの質問に答えたり、絵を見て話をしたりしながら楽しんで読んでいます。未だに途中で飽きてしまい読み聞かせを中断することもありますが、決して無理強いすることのないよう、こどもが読みたい絵本を読みたいだけ読むことを心がけています。

「こどものとも年中向き」や「こどものとも」を多く読むようになった今も「こどものとも0.1.2.」を読みたくなる時もあるようです。

かがく絵本と保護者向け

ものがたり絵本である「こどものとも」の他にかがくえほんと保護者向けの読み物があります。これらは「こどものとも」とはまた別のものですので図書館で「こどものとも」と迷うことはないでしょう。

ちいさなかがくのとも(3~4~5才)

かがくのとも(5~6才)

たくさんのふしぎ(小学校3年生から)

母の友(保護者向け)

こちらもものがたり絵本同様、対象年齢別に分かれています。かがく絵本は身の回りのことをストーリー性を持って説明しているので、小さな子どもでも、かがくの事象を自然に学ぶことができます。

子どもと一緒に読んでいて、大人でも思わず「そうなんだ~!」と言ってしまうような面白い知識がいっぱいです。好奇心に溢れた子どもの心を刺激し満たしてくれて、お勉強っぽすぎない、そんなかがくの絵本たちです。

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その他こどものとも

「こどものとも」のシリーズは月刊誌だけでなく、月刊誌を後にハードカバーの単行本として刊行したもの、さまざまな節目を記念として限定で出版されたものなどがあります。ここでは過去に出版され現在は販売されていないものも含め、図書館で見ることがあるかもしれない様々な「こどものとも」を調べてみました。

こどものともセレクション

「こどものともセレクション」という名前のついたシリーズは2つあります。1つはハードカバー、1つはペーパーバックの月刊誌となっています。同じ名前のシリーズですがで違うものですので、その違いと見分け方を調べてみました。

ハードカバー

2006年にこどものとも刊行50年を記念して15冊のハードカバーの絵本が刊行されています。50年の歴史の中で「こどものとも傑作集」として発売されていない作品の中から1970年代の作品を中心に厳選して出版されたものです。

以下「こどものともセレクション」タイトルです。

えんにち
こぶたのバーナビー
3じのおちゃにきてください
3びきねこさんのそりあそび
12のつきのおくりもの
たあんき ぽおんき たんころりん
ちいさいみちこちゃん
トイレとっきゅう
とぶ
どろにんげん
ふくのゆのけいちゃん
ほんとうだよ
まじょのくに
ゆっくりくまさん
よるのびょういん

「こどものともセレクション」は、これらのタイトルであればハードカバーであり、それ以外はペーパーバックの絵本であると考えて良いでしょう。

ペーパーバック(月刊誌)

福音館書店の販売代理店であるこどものとも社から保育園・幼稚園向けに刊行されている月刊の絵本。内容は福音館書店のものと同じで、月刊誌ですのでペーパーバックの絵本です。

※詳細は上記福音館書店とこどものとも社の項を参照してください。

こどものとも絵本(旧・こどものとも傑作集)

月刊誌のこどものともの中から人気のあった作品を後に単行本として発売したものです。

装丁はハードカバーです。一般に図書館で「こどものとも」の絵本を読みたいと思ったときに探すのはこちらの絵本だと思いますので、図書館では絵本開架のわかりやすい場所に所蔵されているはずです。そのため一番探しやすいのも「こどものとも絵本(こどものとも傑作集)」になるでしょう。書店でも一番見かけるのはこのシリーズでしょう。

こどものとも劇場

このシリーズは大人数への読み聞かせなどに便利な大型の絵本です。とても大きな絵本ですので持ち運びは大変ですが、大人数に一度に読み聞かせをしなくてはならない場合や、家庭での読み聞かせをいつもと違った雰囲気でしたいというときに重宝します。

図書館によっては貸し出しに制限があるところもありますので、詳しくは各図書館の職員に尋ねるのがいいでしょう。

こどものとも復刻版

こどものとも400号を記念して刊行された「こどものとも」の復刻版セットです。その後何度か重版されています。Aセット(創刊号~50号)Bセット(51号~100号)Cセット(101号~151号)があり、それぞれ化粧ケース入りの商品となっています。刊行当時そのままの形で復刻していますのでペーパーバックの絵本です。

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ペーパーバック・ハードカバーの比較

ペーパーバックとハードカバーがあることは分かったけれど、一体どちらを借りたらいいの?と迷うことになるかもしれません。ここではその二つの良い点・悪い点を見ていきましょう。

ペーパーバック

良い点

○持ち運びしやすい

○一冊5ミリ以下とかさばらない

○読み聞かせするとき手が疲れない

○ぶつかっても痛くない

○表紙が柔らかく曲がるのでページをめくりやすい

○最新のものが読める

本は重く、かさばりますので図書館と家の間を何冊も持ち運ぶのは大変なものです。子連れで来館するとなれば尚更荷物は減らしたいところですよね。

お休み前に布団に寝ながら読む場合などは特に、お話が長くなればなるほど本を持つ手は疲れます。その点ペーパーバックは軽いので助かりますし、曲がる分ページをめくるのも楽です。

また、子どもは急に絵本を振り回したりします。その角が顔に当たったりするととても痛いです。ペーパーバックならハードカバーほどの衝撃は避けられるでしょう。

ペーパーバックの中でも、福音館書店の月刊誌の場合は他にはない最新の絵本を読むことが出来ます。新しい絵本と出会える喜びを味わうことが出来ますし、本も図書館に所蔵したばかりの比較的新しいキレイなものは気持ちがいいものです。

悪い点

×壊れやすい(破けやすい)

×紛れやすい

×図書館では探すのが大変。書庫にあることも。

図書館の本を大事に扱っていても、子どもは時に予測不能な行動をします。ペーパーバックの絵本は上に乗ってしまうと、絵本がよじれて子どもが転んだり、ページが破けたりしやすいです

。図書館の絵本の表紙にはビニールのカバーがしていることがほとんどですが、それでも折れたり、表紙以外の部分が破損することもありえます。やはりハードカバーに比べて壊れやすいつくりになっていると言えるでしょう。

私のうちにあるペーパーバックの絵本は何度も読んでいるうちに背表紙は読めなくなり、ページはバラバラになっているものも多いです。子どもにとっても持ち運びしやすいため読んでと持ってくる回数も多く、読む頻度も高くなっていることも関係しているかもしれません。

薄いので他の本のページの間に挟まってしまい、気づかず行方不明になるなんてことも起こりやすいです。図書館でペーパーバックの絵本を借りた場合は、図書館側と返却した、してないの問題にならないように一冊一冊確認して返却したいものです。

図書館ではハードカバーの絵本が一番探しやすい書架にあることが多いですので、所蔵があっても書庫の中に入っていることが多いようです。ですので借りるためには図書館職員に絵本を書架から取り出してもらえるよう頼む必要があります。

ハードカバー

良い点

○ペーパーバックと比べて耐久性がある

○ペーパーバックのように薄くて本と本の間に挟まって行方不明にならずにすむ

○探しやすい

図書館で借りた絵本は大事に扱うよういくら伝えても、ちょっとした不注意でを破損!なんてことが起こらないとはかぎりません。うちの子は暴れん坊だかちょっと心配!なんて場合は断然ペーパーバックよりハードカバーをオススメします。

厚みがありますので、本と本の間に挟まって見えなくなるということもなく、紛失しにくいです。また、図書館の絵本開架にある可能性が高いですので書庫にしまわれている本と違って自分で探し出すことが出来るでしょう。

悪い点

×重いしかさばる

×角がぶつかると痛い

図書館のたくさんの絵本を見て、ついついあれもこれもと借りたくなってしまう子どもの気持ちに応えて大量の絵本を袋に詰めて持ち帰ろうとすると、思っていた以上に重い!!とびっくりすることがあります。ハードカバーの絵本は冊数が多くなるととても重さがあります。

一冊をほんの少し持ち運ぶだけでは重さなど感じませんが、絵本を子どもの見やすい高さに浮かせて読もうと静止状態でいると、2、3冊でつらくなってしまうこともあります。その点ペーパバックの絵本は軽いですのでハードカバーと比べるととても楽です。

まだ小さいお子さんは周りに構わずなんでも振り回すことがあります。ハードカバーの絵本の角が当たるととても痛いです。ぶつかった場所によってはケガもありえますので気をつけたいですね。

 

以上、ペーパーバックとハードカバーの比較でした。ペーパーバックの絵本もハードカバーの絵本もそれぞれに良いところがありますので、それぞれ使い分けていきたいものです。

個人的には、家で購入するならなるべく安価で読みやすいペーパーバック、図書館で借りるのは紛失と破損のしにくいハードカバーがオススメです。

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まとめ

「こどものとも」を借りたいと思ったとき、図書館の検索用パソコンで検索結果がたくさん出てしまった場合は…

詳しい書誌情報を開き

ハードカバーを探しているなら「こどものとも絵本(こどものとも傑作集)」「こどものともセレクション」(※上記15タイトル限定)を探しましょう。

ペーパーバックを探しているなら「こどものとも年中向き」や「こどものとも」等の福音館の月刊誌や、「こどものとも復刻版」「こどものともセレクション」(※上記15タイトル以外)を探しましょう。

大型絵本なら「こどものとも劇場」を探しましょう。

図書館に子連れで来館しているお母さんお父さんが、絵本書架の前であれも借りたい!これも借りたい!と何冊もの絵本を借りようとする子どもに困惑している状況はよくあることです。下手に「ダメ!」と言ってしまえば静かにしなければならないはずの図書館内に我が子の泣き叫ぶ声がこだまする結果に…。

ちょっと油断すると子どもが本棚から絵本を手当たり次第引っ張り出して、どこにしまえばいいのか分からない。こんな状況じゃ本を借りたくても、とても図書館には行けない。まして借りたい本をゆっくり探すなんてとても無理!

そういうときは本の検索を図書館職員にお願いするのも一つの手です。図書館の本がどこにあるのかを探すエキスパートですので、きっとすぐに探し出してきてくれるでしょう。

それでも図書館員の力を借りずとも自分で絵本を探し出したい!という方にこの記事がお気に入りの「こどものとも」の絵本を探し出すお役に立てたら光栄です。

ABOUT ME
キトノ
30代子育て中の主婦です。 子どもは二人です。3歳男児と1才女児を育てています。 子育てはわからないことだらけで、大変なことも多いですが 毎日が充実していて楽しいです。 この毎日を記録し、成長できればと思いブログを始めました。 よろしくお願いします。