5月5日はこどもの日ですね。端午の節句の用意はお済みでしょうか?
小さな子供と行事を楽しもうと思ったとき、説明って難しいですよね。口で伝えるだけよりも、体験が1番!ではありますが、体験するだけでは説明不足になってしまう点をうまく補うことが出来るのが絵本や紙芝居ですね。
絵本を何度も繰り返し読むことで行事に親しみ、体験を通して行事に親しむことが出来ますね。
今回はそんな端午の節句をより楽しむことの出来る絵本をまとめてみました!
各絵本には端午の節句の文化を伝える関連度の高いオススメ度を5段階の☆で表しています。より端午の節句の文化を伝えている絵本の内容の物ほど☆を多く設定していますので参考にしてくださると嬉しいです。
※絵本の情報は変更されている場合があります。
目次
「げんきにおよげ こいのぼり」今関 信子 作 福田 岩緒 絵
【絵本】 教育画劇 2001年 本体価格1200円+税 ISBN: 9784774604985
文化を伝えるお役立ち度☆☆☆☆☆ ちょっと長めの絵本
あらすじ
お兄ちゃんが窓からの景色を指して、低くて小さいこいのぼりしかないと歌を歌うのを聞いて、あきらは本当のこいのぼりはそういうものなの?と幼稚園の先生に聞きます。
すると先生はこいのぼりの始まりは江戸時代、お侍さんの旗のぼりを欲しがったまちの子どものために、代わりに鯉の幟を立てたもので、鯉は5月頃川を上り始め、岩を飛び越え滝を上り、龍になると云われる元気な魚だと教えてくれました。
それからみんなで大きな鯉のぼりを作ったのですが、大きすぎて幼稚園には飾れません。
考えた先生がこいのぼりと子供たちをバスに乗せて連れて行った先は…。
こいのぼりの由来を伝え、こいのぼりを作りたくなる素敵な絵本です。
感想・文化を伝えるポイント
こいのぼりを飾ることになった由来、なぜ鯉なのかについて絵本の中で紹介されています。
たけのこご飯、かしわもちについても最後に少し出てきます。
住宅事情で屋根より低いこいのぼりが増えた昨今、屋根より高いこいのぼりを見る機会が少なくなり、純粋に疑問に思う子供たちが多くなるかと思います。
そんな素朴な疑問に基づいた絵本です。
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「ワニぼうのこいのぼり」内田 麟太郎 文 高畠 純 絵
【絵本】 文溪堂 2002年 本体価格1300円+税 ISBN: 9784894233263
文化を伝えるお役立ち度☆☆☆☆☆ 短めの絵本
あらすじ
こいのぼりを買ってきたワニのお父さん。
こいのぼりを見ていると、気持ち良さそうに泳ぐこいのぼりが羨ましくなってきてみんなでワニのぼりに。
それを見た他の動物たちも…。
春の風がおいしいという表現が素敵な絵本です。
感想・文化を伝えるポイント
こいのぼりを飾る季節の風や空気を感じられる絵本です。
この絵本を読んで、5月の風を感じたなら、風を感じる心とその気持ちは子どもの記憶に刻まれるのではと思いました。
「かっぱのこいのぼり」内田 麟太郎 作 山本 孝 絵
【絵本】 岩崎書店 2012年 本体価格1300円+税 ISBN: 9784265081134
文化を伝えるお役立ち度☆☆☆☆☆ ちょうどいい長さの絵本
あらすじ
いよのくに、まつやまのかっぱまちのお話です。
5月5日はかっぱにとって特別ないい日。
前日は前祝いで大騒ぎ
かっぱもお風呂で身体をきれいにします。
かっぱのまちにはカワウソや山椒魚、ナマズやエビ、様々なお客がやってきます。
踊りや屋台でお祭り騒ぎしたら
5月5日当日にはみんなでまちの広場に集まります。
いっせいに寝転んだ時、水面の上に見えるものは…?
こいのぼりを楽しみにしているのは人間だけではないという絵本です。
感想・文化を伝えるポイント
かっぱも楽しみにしているこいのぼり、最初にご紹介した「げんきにおよげ こいのぼり」のシーンとこの絵本のこいのぼりのシーンが偶然にもリンクして、上から見た図と川の中から見た図になります。
合わせて読むと楽しいですよ!「げんきにおよげ こいのぼり」を読んだ時点ではまさか川の中にかっぱがいるなんて思いませんでした。
特に由来についての説明などはありませんが、こいのぼりを楽しみにするかっぱたちがかわいい絵本です。
細かく描かれたユーモアたっぷりのかっぱのまちの情景にこどもたち大喜びの絵本です。
松山が舞台ということで、銭湯の男湯に夏目漱石似のかっぱも登場しています。
探してみてください!
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「こどものひは おおさわぎ!」鈴木 アツコ
【紙芝居】 教育画劇 2010年 ISBN: 9784774613123
文化を伝えるお役立ち度☆☆☆☆☆ 読み聞かせにオススメ紙芝居
あらすじ
こいぬのポッくんの元に、お友達のヤマネくんがやってきて柏餅が届かないので一緒に探して欲しいとお願いしました。
そこにブタくんが柏餅を食べながら現れて、空から柏餅が降ってきたと言うのです。
空を見上げるとこいのぼりが泳いでいたので3人は追いかけることにしました!
こいのぼりを捕まえると中に入っていたのは…?
大騒ぎの3人とともにクイズに答え楽しみながら端午の節句の説明が出来る大勢に読み聞かせるのにはもってこいの紙芝居です。
感想・文化を伝えるポイント
・柏餅はどっち?
・こいのぼりはどっち?
・菖蒲はどっち?
の3問について写真で二択が選べるようになっています。
豆知識として、クイズのあとにはそれぞれの由来を子ども向けに説明してくれるので、柏餅、こいのぼり、菖蒲についての説明も出来てしまう紙芝居です。
3歳の息子はこの手の行事の紙芝居が大好きで、クイズに大盛り上がりです。
まとめ
今回はこいのぼり、端午の節句に関する絵本・紙芝居をまとめてみました。
こどもの日が近くなったらぜひ読んでみたい絵本ばかりです。
また素敵な絵本を見つけたら追記していきますね。
他にもお正月・節分・ひな祭りなど季節ごとに絵本を紹介してきましたのでそちらも読んでくださると嬉しいです。
これからも季節に合わせて更新していきたいと思っていますのでまたお待ちしています。
最後まで読んでくださりありがとうございました。