夏になれば、お子さんと一緒に七夕を楽しみたいですよね♪
七夕のお祭りを楽しんだり、短冊を書くのと合わせて絵本を読むと、より七夕を楽しみ理解を深めることができますね!
今回こちらの記事では私が読んだ、たなばたの絵本や紙芝居について感想とおすすめポイントをまとめてみました!
大人数への読み聞かせとして楽しめる紙芝居や、ご自宅でお子さんと絵本を読んだら制作や星空観測も楽しみたくなる絵本まで色々あって何を読もうか迷ってしまいますね^^
目次
「たなばたウキウキねがいごとの日!」ますだ ゆうこ 作・たちもと みちこ絵
【絵本】 文溪館 2010年 本体価格1400円+税 ISBN:9784894236943
3歳児~
あらすじ
たぬきむらのポコくんは、たぬき村に同じくらいの年齢のお友達がいないので、七夕の短冊に「いっしょにあそべるおともだちができますように」と願い事を書きました。
するとその短冊が風に飛ばされ山の向こうに…
そこにはきつね村があり、短冊は家に赤ちゃんが産まれたばかりで寂しい思いをしていたキコちゃんのところに。
短冊を読んだキコちゃんはポコくんに会いたくなり、たぬきに化けて会いに行くことに。たぬき村で仲良くなった二人は大喜びします。
キコちゃんはポコくんに自分がキツネであることを告白します。
はたしてたぬき村の人たちはキコちゃんを受け入れてくれるのでしょうか。
おすすめポイント
お話も非常にかわいいのですが、絵もかわいい!!
また、お話の途中にはベガ・アルタイルなど織姫・彦星を夜空で見つける方法もわかりやすく載っていて、絵本を読んだら星を見つけたくなります。
巻末にはたなばた伝説について、たなばたの由来、折り紙でのたなばた飾りの作り方、たなばたの日におすすめ料理やデザートなど、コレ一冊でたなばたを楽しむための情報がわかりやすく載っています。
この絵本を読んで、星を探したり、料理を作ったり、飾りを作ったり、由来を学んだりとお子さんと出来ることが広がって楽しめますね^^
2010年の絵本と、絵本として比較的新しいものですし、全体的にキレイでわかりやすいという印象です。
同じシリーズでハロウィンやクリスマスの絵本もあるようですのでそちらも読んでみたいと思う絵本でした。
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「たなばたまつり」松成 真理子
【絵本】 講談社 2010年 本体価格1500円+税 ISBN:978406132429
4歳児~
あらすじ
たなばたまつり開場に設置されたひろばの笹には毎日色んな人がやってきて願いごとの書かれた短冊を飾っていきます。
おまつりまでの間、日照りの日も雨ふりの日も朝も夜も願いを身につけて守る笹、その願いはお祭りの日に天へと昇り、星になります。願いが叶うとその星がキラリと光るのです。
おすすめポイント
たなばた飾りがその後どうなるのか?願いがどうなるのか?という疑問はお子さんが少し大きくなったなら出てくる疑問ではないでしょうか?
叶えることの難しい願いもあるかもしれません。嘘を教えるのも嫌ですし、ごまかすのも一苦労。ましてや小さなお子さんに七夕なんて迷信よなんて言いたくないですよね。
この絵本では七夕飾りの願いが星になり、願いが叶うときらりと光るとなっています。
必ずすぐに叶うと言うわけではなく、「はるかな じかんを こえて」とあることからもとても時間のかかるお願いもあるということを教えてくれます。
夜空の星は叶うのを待っているまだ叶わない誰かの願いだとしたら、お子さんの願いがまだ叶っていなかったとして、同じような願い事が叶うのを待っている人たちの願いはたくさんあるんだよ。なんて説明出来るかもしれません。
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「たなばたバス」藤本 ともひこ 作・絵
【絵本】 すずき出版 2012年 本体価格1200円+税 ISBN:9784790252450
2歳児~
あらすじ
七夕の日、天気予報は雨、空から落ちてきた織姫様の短冊には雨だと彦星様に会えないので晴れますようにとの願い事が。
それを読んだバスと乗客のねずみたちは織姫様を助けることに!
空の上へ向かったバスたちは雨雲をなんとかどかそうとします。なんとか雨雲を吹き飛ばすことの出来たバスのおかげで織姫様と彦星さまは会うことができました。
織姫さまがお礼に天の川で冷やしてあるとってもおいしいものをバスたちにプレゼントしました。さて、そのおいしいものとは…?
おすすめポイント
表紙のカバーの折ってある部分に書いてある作者の方のことばがこの絵本で何を伝えたいのかを物語っています。
友達が困っていたら助けてあげたいと思う気持ち、みんなつながっている助け合う気持ちを大切に。そんな気持ちのこめられている素敵な絵本です。
「なぜ、七夕にささかざりをするの?」若山甲介 脚本・藤田ひおこ 絵・常光 徹監修
【紙芝居】 童心社 2007年 本体価格1700円+税 ISBN:9784494076567
3歳児~
あらすじ
素敵な雲や霞となる織物を織っていた織姫の織物が、牛を世話する彦星の元に届いて、それを元に二人が出会い、恋に落ちます。
二人で過ごす楽しい毎日に、機を織ることを忘れた織姫と牛の世話をしなくなった彦星。
これを知った神様が二人を二度と会うことのないように天の川の両岸に行くよう命じます。
涙を流し後悔する二人を見て、神様は年に一度だけ7月7日の夜に天の川を渡って会うことを許してくれます。
それまでより一層仕事に励むようになった織姫は7月7日の夜を楽しみにしていましたが、なんとその日は大雨でした。
するとカササギがやってきて橋となり二人を渡してくれるのでした。
この伝説が日本に伝わると「織姫さまのように機織りや裁縫がうまくなりますように」「織姫様のように願い事が叶いますように」と冬でも枯れない笹や竹に願いを書いた短冊を飾る風習が生まれました。
おすすめポイント
なぜ七夕に願いごとを書いた短冊を飾るのかの由来がわかりやすく紙芝居にしてあります。
文章や表現もわかりやすいのでうちの4歳児は真剣に聞いていました。
全12場面
まとめ
今回はたなばたに関する絵本として
「たなばたウキウキねがいごとの日!」ますだ ゆうこ 作・たちもと みちこ絵
「たなばたまつり」松成 真理子
「たなばたバス」藤本 ともひこ 作・絵
「なぜ、七夕にささかざりをするの?」若山甲介 脚本・藤田ひおこ 絵・常光 徹監修
をご紹介しました。
どの絵本も素敵な絵本ばかりでしたね。
七夕をお子さんと楽しむヒントになれば嬉しいです。
お気に入りの一冊がみつかりますように。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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