11月15日は七五三。
毎年10月から11月にかけて、おめかしをした子供たちの
たくさんの笑顔を神社などで見かけますよね。
今回はそんな七五三が描かれている絵本・紙芝居をご紹介します。
目次
「みんなげんきで七五三」作/寺村輝夫 絵/いもとようこ
(くりのきえんのおともだち・11)あかね書房・1986年・ISBN 978-4251006110
32ページ・3歳から
あらすじ&みどころ
まずは、かわいい動物たちが登場するこちらの絵本。
今日も元気な、くりのきえんのおともだち。
いっしょうけんめい栗拾いをしていたらわんすけくんのズボンのボタンが取れてしまいました。
くまおくんも、ぽんたくんも洋服が小さくなったみたい。もう、5さいになったものね。
とれたボタン、いったいどこに行くのかな。
くりのきえんのみんなのようにおともだちと一緒にお祝いする七五三も素敵ですね。
続いては表紙に描かれている怪獣が気になるこちら。
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「ぎゅっとだっこ七五三」作/内田麟太郎 絵/山本 孝
岩崎書店・2008年ISBN 978-4265069996
32ページ・5歳から
あらすじ&みどころ
みのりの秋。子供たちが庭で元気よく遊んでいます。そんな子供たちの成長を祝い、家族で七五三のお参りに出かけた時に撮った写真はなんと・・・。
七五三といえばかわいい子供たちにスポットライトを当てたお話が多いように思います。
けれどもこの本では、七五三を迎えた子供をぎゅっとするお父さんの姿に、七五三という
行事が子どもを育て始めて三年、五年、七年という、ある意味大人にとっても節目の行事なのだなあと感じさせられます。
さて、七五三を、きょうだいそろってお祝いすることもありますよね。
上の子たちにとっては赤ちゃんのころからお世話(?)しているかわいい弟、妹。
下の子たちにとっては生まれた時から一緒にいる大好きなお兄ちゃんお姉ちゃん。
親の私たちにとっても、赤ちゃんだったのがいつの間にかこんなに大きくなって・・・と
感慨深いものがあります。
そんな、きょうだいの七五三えほんはこちらの2冊。
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「七・五・三きょうだい」 作/なかえよしを 絵/上野紀子
教育画劇 1992年・ISBN 978-4876920396
28ページ 3歳から
あらすじ&みどころ
あきちゃん3歳、ゆうたくん5歳、ちいちゃん7歳。妹の面倒をみてあげるやさしい
お兄ちゃんとお姉ちゃん。なかよく七五三のお祝いです。
ひとりではまだできないことが多い妹をやさしく手助けするお兄ちゃんやおやつを作ってくれるお姉ちゃんがやさしいタッチで描かれていてとてもやさしい気持ちになれるお話です。
「七五三 すくすく おいわいの日」 作/ますだゆうこ 絵/たちもとみちこ
文溪堂 2014年 ISBN 978-4799900901
32ページ 4歳から
あらすじ&みどころ
明日はそらくんと、おねえちゃんが楽しみにしている七五三。
でもおねえちゃんがかぜをひいてしまったみたい。
そらくんはげんきになれるあめを手に入れようとしますが・・・。
この絵本はストーリーがとても面白く、子どもたちがきっとドキドキしながら読んでくれると思いますが、「七五三ってどんな日?」「男の子、女の子の着物」といった解説ページもついています。七五三クッキングや七五三グッズの作り方も載っていますので
1冊にストーリーと知識の両方が詰まっていておすすめです!
最後に紙芝居を1つご紹介します。
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「七五三おめでとう」 作/安田 浩 絵/チト・イトー
教育画劇 1987年 ISBN 978-4876929542
12場面 3歳から
あらすじ&みどころ
今日は七五三。5歳になったタンちゃん、すてきな着物をきてうれしそう。
ところが穴に落ちて泣いているウサちゃんをたすけてあげようとがんばったら泥だらけに・・・。
七五三のおいわいがぶじできるのでしょうか。
上から手をのばしてもウサちゃんに手が届かないタンちゃん、思い切って穴に飛び込んでしまいます。
自分が穴から出られなくなっても頑張り、泥だらけになってもニコニコのタンちゃんに読んでいるこちらもつい顔がゆるんでしまいそうです。
1枚目の裏面には読み手向けのちょっとした作品解説も書かれています。
おとなもこどももニコニコほのぼの楽しめそうな、あったかいお話です。
まとめ
今回の記事では七五三の絵本として
・「みんなげんきで七五三」作/寺村輝夫 絵/いもとようこ
・「ぎゅっとだっこ七五三」作/内田麟太郎 絵/山本 孝
・「七・五・三きょうだい」 作/なかえよしを 絵/上野紀子
・「七五三 すくすく おいわいの日」 作/ますだゆうこ 絵/たちもとみちこ
・「七五三おめでとう」作/安田 浩 絵/チト・イトー
をご紹介しました。
子供も大人も、うれしいけれどちょっぴりドキドキしながら待つ、七五三のお祝い。
3歳、5歳、7歳それぞれのお子さんの成長を祝いつつ、
七五三について、どんな日なのかをお子さんと話し合う良い機会ですね。
今回紹介した絵本や紙芝居を一緒に楽しみながら、笑顔いっぱいのすてきな晴れの日を迎えていただければ幸いです。
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