こちらの記事は
お月見の季節に読みたい絵本を中心に十五夜やお月様の絵本をあつめてみました^^
絵本を読んだら、小さなお子さんにもお月見にはどんなことをするのかということが分かったり、おつきさまを見上げてみたくなるような絵本を中心に集めてみました。
ときどき更新してきますので、たまに覗いて見てくださると嬉しいです。
目次
「おつきみうさぎ」中川ひろたか・文 村上康成・絵
【絵本】 童心社 2001年 本体価格1300円+税 ISBN:9784494005963
2,3歳児~? 32ページ
お月見の日、子供たちは光るふしぎなウサギに出会います。ウサギは元気がなく、おなかが空いているようですが、にんじんの葉っぱも食べません。
園長先生や子供たちは、お月見のためにだんごを作り、ススキやさつまいもを飾ります。
しかし出てきた月にはウサギがいなく、子供たちは不思議がります。光るウサギは月のウサギで、月に帰りたかったのです。
水たまりに映ったお月様めがけて飛び込むウサギと、それを追って飛び込む園長先生、果たしてウサギは無事月に帰れたでしょうか?
おすすめポイント
文字数は少なめで、するっと読めてしまう絵本です。
短いお話の中でも、お月見だんごの作り方が本文に載っていたり、だんご・すすき・さつまいもをお供えすると書いてあったり、おつきみ文化に触れることが出来る絵本です。
月のウサギやお月様に照らされ、金色に輝く登場人物の顔がなんとも印象的な絵本です。
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「おつきみおばけ」せなけいこ
【絵本】 ポプラ社 2015年 本体価格880円+税 ISBN:9784591146163
3歳児~? 25ページ(あとがき含む)
あらすじ
おつきみのよる小さなおばけは森で迷子のうさぎの子に出会います。
泣いているうさぎの子をなぐさめるために、おつきみの準備を始めます。
お団子がなくちゃいやとなく子ウサギのために、お団子に化けたおばけちゃんでしたが、あまりにおいしそうなお団子であったため、子ウサギにかじられてしまいます。
かじられたおばけちゃんは大泣きしてしまいますが、ちょうどそのときうさぎのママがやってきて手にはおいしそうなお団子が。
おつきみの夜の子ウサギとおばけちゃんのおはなしでした。
おすすめポイント
あとがきに作者のせなけいこさんもあとがきに書かれていますが、小さい子供は自分よりもっと小さい子供の世話が大好きですよね。
おばけちゃんも子供なのに、泣いている自分より小さい子ウサギのお世話をせっせとするところがかわいいです。
だけれどウサギにかじられたことで泣いてしまいます。最後にウサギのお母さんが帰ってきて子供たちはホッとしたことでしょう。
おばけちゃんがちょっぴり背伸びして頑張ったお話です。
こちらの絵本は紙芝居「ちいさなおばけ」(昭和55年刊)を絵本化したものです。
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「おつきさまとうさぎー十五夜の夜話ー」菱田かづこ作いもとようこ絵
【紙芝居】 教育画劇
4歳児~ 12場面
あらすじ
十五夜の日の夕方、たろうくん、ケンちゃん、よし子さんの仲良し3人組の子供たちが“すすき”や桔梗、女郎花といった秋の草花をとってお月様の歌を歌いながら「おはなしのおばあちゃん」の元に向かいます。
おばあちゃんは十五夜のだんごと里芋のこいもの煮物を作って待っていました。
草花とだんごをお月様にお供えすると、おばあちゃんはおつきさまとうさぎの話をしてくれます。
昔インドでキツネとサルとウサギが来世は人間として産まれてくるために良い行いをしようと話をしています。
そのとき痩せこけたおじいさんがやってきて倒れてしまいます。
おじいさんのためにそれぞれ特技を活かしてサルは果物を、キツネは魚を取ってきます。ウサギは自分はそのどちらも出来ないからと森の奥の泉まで水を汲みに出かけます。
おそろしい虎に会いませんようにと月に願いながら水を汲みに行くうさぎですが、待ち構えていた虎に見つかってしまいます。
最後までおじいさんにお水が届くよう月に祈りながらも、うさぎは命を落としてしまいます。
するとおじいさんは、たちまち月の女神に姿を変え現れます。
うさぎの清らかな心は月の世界に住むのにふさわしい、十五夜の月を見る度、人々はうさぎを思い出すとうさぎを抱き上げ、月に連れて帰ります。
おすすめポイント
お月様にはなぜうさぎが住んでいるの?という由来のお話です。
すすきや秋の草花、だんごなどをお供えして月を眺めるお月見の様子が描かれていて、紙芝居を通してお月見の文化を伝えやすい素敵な紙芝居だと思いました。
やさしいお話に、いもとようこさんの優しい絵がとても合っていました。
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まとめ
今回はお月見・十五夜・お月様に関する絵本・紙芝居として
「おつきみうさぎ」中川ひろたか・文 村上康成・絵
「おつきみおばけ」せなけいこ
「おつきさまとうさぎー十五夜の夜話ー」菱田かづこ作いもとようこ絵
をご紹介しました。
どの絵本も素敵な絵本ばかりでした。
お月見をお子さんと楽しむヒントになれば嬉しいです。
素敵な絵本を見つけたら、またに更新していきたいと思っていますのでまた覗いてくださると嬉しいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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