10月の一大イベントと言えばHalloweenですね。
私たちが子どもの頃はここまでポピュラーではなかったような気がします。
だからこそ、子どもの頃に思い出や馴染みもないので自分の子どもに伝えにくい行事でもあります。
せっかくですので子どもと一緒にハロウィーンを楽しみたいなと思っています。
こちらの記事ではハロウィーンを楽しむために私が子どもと読んだ絵本の中でうちの子どもに特に人気だったオススメの絵本をご紹介します^^
目次
「ハロウィーンってなぁに?」クリステル・デモワノー作
【絵本】 主婦の友社 2006年 本体価格1300円+税 ISBN:
4歳児~ 32ページ
あらすじ
ある秋の日、魔女たちは揃ってありったけのかぼちゃを集めています。それを見た魔法使いの女の子ビビは、なぜみんながかぼちゃを集めているのか分からずおばあちゃんに訪ねます。
おばあちゃんに教えられ、今日がハロウィーンであること、ハロウィーンは死者の戻ってくる日であり、魔女や幽霊や怪物たち怖い物のお祭りだと知ります。
かぼちゃはアイルランドのジャックというおじいさんのランタンにちなんで作られたものであること、アメリカでは子供たちが仮装して家を回りお菓子を回ることを聞きます。
おばあちゃんの話を聞いたビビとその友人たちは自分たちもハロウィーンを楽しもうと
・かぼちゃのランタン作り
・かぼちゃのタルト
・かぼちゃのリバンベル(飾り)
・おばけ、吸血鬼、骸骨、魔女の仮装
をつくります。
そして仮装をして家々を回り、たくさんのお菓子を持ち帰るのでした。
おすすめポイント
フランスの絵本作家さんによる絵本です。暖かみのある素敵な絵の本です。
ハロウィーンの由来や、アイルランド由来の「ジャック・オ・ランタン」、アメリカでは子どもの祭りとなっているなど、各国のハロウィーン文化を交え、分かりやすく簡単にハロウィーンを伝えています。
・かぼちゃのランタン作り
・かぼちゃのタルト
・かぼちゃのリバンベル(飾り)
・おばけ、吸血鬼、骸骨、魔女の仮装
は作り方も載っていますのでお子さんと一緒に作ってハロウィーンをより楽しむことが出来ますね。
翻訳された海外の絵本ですが、日本の読者向けに訳者の方から
・日本でよく食べられているかぼちゃは皮が固くランタン作りには向かないこと、
・ハロウィーン近くなると売り出されるオレンジ色のかぼちゃは観賞用であり食用には出来ないこと
なども注意書きがありました。
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「ゆめちゃんのハロウィーン」高林 麻里 作
【絵本】 講談社 2011年 本体価格1500円+税 ISBN:9784061324756
3歳児~ 32ページ
あらすじ
1年前からニューヨークに引っ越してきたゆめちゃんは幼稚園の年長組に通う女の子です。昨年は引越したばかりでよくわからなかったハロウィンも、今年は楽しめそうです。
9月の終わり、ハロウィーンの飾りをし、ジャックオーランタンも作って飾ります。
お友達はどんな仮装をする?と話したり、仮装に向けて衣装も作ります。ハロウィーンの日、大人も子どもも仮装しお菓子をもらいに家々をまわります。
中には「お化け屋敷、入って!」と書かれた家やハロウィンパーティに参加させてくれる家もありました。
たくさんのお菓子の入ったバックを持って帰ったゆめちゃんは大喜びでした。
おすすめポイント
実際にニューヨークで暮らした方が絵本を描いていますのでニューヨークの日本人家族のハロウィーンがよくわかります。
日本と違うなと思ったのは、親が手作りで衣装を作るところや、仮装の種類が多いところ、家によってはお化け屋敷やハロウィンパーティーに紛れ込めるところです。
仮装の種類は魔女、お化け、妖精などばかりでなく、消防士や動物、潜水艦、クレヨン、サラダまでと発想豊かで楽しいです。
実際に絵本内のイラストでサラダの仮装の子を見つけましたので探してみてください。
仮装のイラストを見ながら何の仮装なのか想像するのも楽しいですよ。
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「きょうはハロウィン」平山 輝彦 作
【絵本】 福音館書店 2013年 本体価格900円+税 ISBN:978483408283
4歳児~ 32ページ
あらすじ
秋のある日、ある街に引っ越してきたケンちゃんは隣の家に住む男の子ピートからかぼちゃのランタンやこの街に住む魔女、おはけの来る日「ハロウィン」の話を聞きます。
ハロウィンの日、夜になると本当におばけの行列が来て、「トリックオアトリート」と叫びます。びっくりしたケンちゃんでしたが、お母さんは慌てずお菓子を配り始めました。おばけの正体は近所の子供たちだったのです。
その中に居たピートがケンちゃんをおばけの行列に誘います。
最初は小声でしか言えなかった「トリックオアトリート」もだんだん大きな声が出せるようになってきます。
ケンちゃんが次こそは一番始めに大きな声で「トリックオアトリート」と言おうと決心したとき、魔女の家らしき古い家に到着し、みんなが怖がり家に近づけない状態になるのでした。
果たしてケンちゃんは一番に家を訪ねることがでしるのでしょうか?
おすすめポイント
ハロウィーンを知らないケンちゃんが、引越しでハロウィーンの存在を知り、ハロウィーンのおかげで近所の友達の輪に加わります。
ケンちゃんが勇気を出して成功する体験を、ハロウィーンを通して描いています。
何度も繰り返し「トリックオアトリート」という言葉が出てきますので、読み終わった後お子さんはしばらく「トリックオアトリート」と叫びますよ^^
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「ぬすまれたパンプキンパイ」田沢梨枝子
【紙芝居】 教育画劇 1993年
3歳児~? 12場面
あらすじ
おばけの家でパンプキンパイを作っていたホネホネおじさんと白いシーツのような姿のファーさんは、「パンプキンパイをよこさないと食べちゃうぞ~」と突然やってきたお化けに出来たばかりのパンプキンパイを盗まれてしまいます。
自分たちがお化けであることも忘れていた二人は友人のカボチャンと共にパンプキンパイを取り返しに出かけますが、今日はハロウィン、お化けの格好をした人間ばかりで仮装と間違えられてしまします。
人間の子どもと一緒に家々をまわるうちにパンプキンパイを持ったお化けを見つけて…果たして三人のお化けはパンプキンパイを取り返すことができるのでしょうか?
おすすめポイント・感想
自分たちがおばけであることも忘れてしまい、子どもが仮装したお化けが怖くてパンプキンパイを渡してしまうおばけ。
私たちのパーティーのためのパンプキンパイを返して!と訴える姿は人間の子どもより人間らしいと感じてしまいました。
最後はみんな仲良くパーティーをする、本物のおばけだと分かっても仲良く過ごす姿を微笑ましく観ることが出来ます。
まとめ
今回はハロウィーンに関する絵本・紙芝居として
「ハロウィーンってなぁに?」クリステル・デモワノー 作
「ゆめちゃんのハロウィーン」高林 麻里
「今日はハロウィン」平山 和彦 作
「ぬすまれたパンプキンパイ」田沢梨枝子
をご紹介しました。
どの絵本・紙芝居も素敵でしたね。
ハロウィーンをお子さんと楽しむヒントになれば嬉しいです。
お気に入りの一冊がみつかりますように。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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