こんにちは!
正月飾りについて、これまで子どもと一緒に伝統文化を楽しむために、その種類や意味、作法や飾る期間、処分方法といったことを調べてきました。
調べて知識を得たら、実践!ということで、子どもと一緒に正月飾り、作ってみたいと思います!
シテ(四手)の作り方
まずは鏡餅やしめ縄を飾るシテの作り方を紹介します。
紙とハサミさえあれば簡単に出来ますのでぜひ作ってみてください。
紙はA4の紙を6等分したくらいの大きさの紙を使用しました。
四等分に折り、折れ目の入った三箇所に3分の2まで切れ目を入れます。
中央と左右2箇所は別の向きからハサミを入れます。
切れ目のところで折ります
完成です
鏡餅の作り方
鏡餅は年末に杵と臼で餅をつき、のし餅と鏡餅を作るのが伝統的ですが、杵と臼での餅つきって長年続けていらっしゃるご自宅でなければ、なかなか難しいですよね。
餅つき機をお持ちの方は餅つき機で餅をつかれるかと思いますが、切り餅やのし餅購入派の方も多いのではないでしょうか。
購入派の方は、鏡餅も購入されることも多いかと思いますが、切り餅から鏡餅は簡単に作ることが出来ますので、お子さんと一緒に作られてみてはいかがでしょうか。
切り餅も最近では100円ショップにも売られていますので簡単に購入できますね。
材料
切り餅 2つ
片栗粉 適量
まな板
電子レンジ
作り方
1、切り餅を耐熱容器に入れ、水をかぶるくらいに入れ電子レンジで600W1分半ほどチンします。
2、まな板の上に片栗粉をたっぷりめに載せておき、チンして柔らかくなった餅をその上に置きます。
3、餅の1つを少量(よんぶんのいち目安)取り、もう一つにつける。鏡餅の大と小になるように量を調整する。
4、鏡餅のように丸く、少し平べったく形作って行きますが、普通に丸めても表面が汚くなってしまうので、餅を内側からひっくり返していき、(左右の靴下を合わせてくるっとひっくり返すようなイメージです!)中央から出てきたキレイな面で全体を覆うようにします。
底になる部分にしシワを集めますので、底はあまりキレイではないですが、見えない場所ですので問題ありません。
この方法がいちばん見た目がキレイです。
お子さんとの作業ポイント!
あつあつのもち、やはり熱いです!やけどに要注意です!
片栗粉にまぶして直接触る部分を減らしましょう。
息子が2歳半の時に一緒に作業してみましたが、うまく一人で作るのは無理でも、楽しそうに餅を丸めていました。
柔らかい餅できなこもち、からみ餅、納豆餅、あんことイチゴを挟んでいちご大福にも出来ますね!板チョコ挟むのもおいしいですよ!
餅でのどを詰まらせないよう注意しなければですが、色々と楽しめます。
上が丸いとみかんがコロコロ転がってしまいますので、私は作るときに気持ちへこませてしまいます。
5、鏡餅が完成したら、飾りつけましょう!
三方(100円ショップでも売っていますが、なければお盆で!)
その上にあればウラジロ、そして半紙、鏡餅を載せたら1番上にあれば橙、なければ葉つきのみかんを乗せましょう。
ウラジロも葉つきのミカンも年末になるとスーパーに並びはじめますね。
今回作ったサイズだと小ぶりなのがいいですね。
手作りの四手も飾れますね!
鏡開き
そして、1月11日の鏡開きでは雑煮や汁粉にいてれいただきましょう。
カチカチ&手作りですのでカビが生えていると思います。
木槌があれば木槌で割るのが1番です。カビの部分は取り除いて、食べましょう。
割るのも切るのも硬くて大変ですのでラップに包み少しチンすると扱いやすくなります。
鏡開きについてや鏡餅の飾る時期についてはこちらの記事をご覧ください!
飾る場所や個数、鏡餅の意味についてはこちらの記事をご覧ください!
松飾りの作り方
松飾りはスーパーなどではなかなか売っているのをみかけませんので、手作りされるのが一番かと思います。
松は年末になれば花屋さんで購入できます。半紙や水引はホームセンターや最近では10円ショップでよく見かけることが出来ます。
材料
松、枝つきのもの 2本
半紙 2枚
水引 金銀
あればゆずり葉やウラジロ
作り方
松を半紙で包み、それを水引で結びます。
根が着くようにという意味を込めて根っこの着いたままの根引き松を使う地域もあるようです。
正式には玄関の外から見て右が雌松、左が雄松になるように飾ります。
雌松がアカマツ、雄松が黒松という種類の違う松のようです。
しめ飾り(注連飾り)の作り方
しめ縄で作る飾りは地域や飾る場所によって様々な種類があるようですが、こちらではしめ縄を丸くしてそこに縁起物の飾りをつけた玄関によく見られる飾りを作ってみたいと思います。
縄をなうところからぜひ挑戦したいと思っているのですが、藁を手に入れることが出来ない上に初心者には難しいようですので今年は、しめ縄部分は100円ショップで購入しました。
材料
しめ縄(しめ縄をなうところから始める場合は藁)
橙
扇
昆布
ウラジロ
シテ
水引
麻紐
作り方
1、藁から綯う場合は、藁をぬらし叩いて柔らかくしてから根の方をビニール紐などで縛りまとめます。
そのビニール紐で柱のような所にくくりつけ、先を三等分に分けて持ちます。三本それぞれをねじり、ねじれたらその3本を合わせながらねじります。
最後細くなってきたところで麻紐で結びます。根っこのビニール紐部分をはずし、麻紐に替えて完成です。
それを丸くします。
2、1で作った物に縁起物を飾ります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
正月飾りの中でもこれだけは飾りたい「鏡餅」「松飾り」「しめ飾り」の3つの作り方をご紹介しました。
作ってある物を購入するのもいいですが、お子さんと一緒に手作りするのも楽しいですよ。
家族の会話も、子どもの経験も増えるいい機会ですね。
正月飾りの意味や作法について疑問が沸いてきた場合はこちらの記事をご覧になってください。
お子さんのなんで?に答えるお役に立てたら嬉しいです。
また、飾る時期や処分方法についてはこちらの記事をご覧になってみてください。
お子さんともっとお正月の文化について理解を深めたいと思ったらお正月の絵本を一緒に読まれるのもおすすめです。
お正月の絵本についてはこちらの記事をどうぞ!4歳以降も楽しめる絵本も載っています。
お餅つきについてや、すべてのお正月準備やお正月の行事を体験できなくても、絵本でこういったことをするんだよと説明する機会にもなりますね。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
みなさまが良いお年をお迎えになれますようにお祈り申し上げます。