冬の行事といえば、一番に思い浮かぶのがクリスマスですよね。
子供たちにとっては、
誕生日以外にプレゼントがもらえる嬉しい日。
クリスマスが近づくと、何をプレゼントしてもらおうか考えますよね。
ちなみに、私は小学校の頃、クリスマスは毎年“ちゃお”という漫画の雑誌を貰っていました。
安いプレゼントですよね(笑)
さて、お母さんたちは、クリスマスにちなんだ物の由来をご存知でしょうか。
子供の中には、「サンタさんってなに?」と質問してくる子もいると思います。
そんな時、子供にきちんと説明できるようにしておくと、
「お母さん(お父さん)すごい!」といわれるかもしれませんね。
こちらの記事ではそんなクリスマスについて
・由来や歴史
・夢を壊さないお子さんへの伝え方
・言葉の意味
・クリスマスの由来を伝える絵本や紙芝居などの紹介
についてまとめてみました!
ここで、ご一緒に今一度再確認してみましょう!
クリスマスの由来や歴史は?子供に伝えるなら?
みなさんは、12 月 25 日のクリスマスがキリストと関係している事は知っている事だと思います。
でも、何故 25 日がクリスマスとなったのか知っていますか?
イエス・キリストが誕生した日と覚えている方は、少し違います!
実は、クリスマスはキリストの誕生日ではないのです。
正確には、キリストが降誕した事を祝う日。
つまり、イエス・キリストが神としてこの世に誕生した事をお祝いする日のことを言うのです。
実はわたしも、少し前まではキリストの誕生日と思っていました。
クリスマスは、今から約 2000 年前に現在でいうトルコ共和国南部の地中海に面した一地
域で生まれたそうです。
日本には、1552 年にキリストを日本に伝えたフランシスコ・ザビエルが現在の山口県で信者などを集めて集会を行い、そこから伝わりました。
お子さんへは、
「クリスマスは、イエス・キリスト様が神様になってみんなのところへ来てくれた事をお
祝いする日よ。みんなは神様が生まれて嬉しくてお祝いしたんだって。」
などと言うとわかりやすいですよね。
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サンタクロースの由来は?子供の夢を壊さない伝え方!
次は、クリスマスにかかせないサンタクロースについてです。
サンタクロースといえば、
赤い服をきて、白いヒゲを生やし、トナカイにソリを引いてもらい子どもたちにプレゼン
トを持ってきてくれる不思議なおじさんですよね。
でも、この人は果たして誰なのでしょうか。
何故みんなにプレゼントを配っているのでしょうか。
昔、家が貧しくお金に困り、お金を手に入れるために娼婦にならなければいけなかった女
性がいました。
それを知った聖ニコラウスという司教は、その夜煙突から彼女の家に金貨を
投げ入れました。
その金貨は、たまたまそばにあった靴下に入り、その金貨で彼女は救われ、娼婦にならずにすんだそうです。
煙突、靴下とサンタクロースに関係のある言葉が出てきましたね。
そうです。聖ニコラウスこそサンタクロースの由来なのです。
他にも他説あり、これはあくまで聖ニコラウスの伝説の内の一つですが、聖ニコラウスは実在した人物なのです。
先程最初に書いたサンタクロースのイメージですが、実はみなさんもご存知のコカ・コ
ーラが普及したと同時に広まったそうです。
あのイメージはコカ・コーラが由来?と思うとなんとも不思議な感覚になりますよね。
お子さんへは、
「サンタクロースは困った人を助ける優しいおじさん。
たくさんの人を助けてきた素敵な人なのよ。
○○君も、いい事をたくさんしたら、優しいサンタさんがプレゼントを持ってきてくれるよ」
と言うと、子供もワクワクしながらクリスマスを待つことができるかもしれませんね。
私が小学生の頃、家に本当にサンタさんが家に来ことがあります。
ピンポーンとチャイムが鳴り、出てみるとサンタさん!!
びっくりしました!!
姉が、サンタさんに質問しました。
姉「サンタさん、どこから来たの?」
サンタ「○○駅からだよ。 」
姉「トナカイさんはどこにいるの?」
サンタ「食べちゃった♪」
後から聞いたところ、お母さんが何かのイベントに当選したそうで、そのイベントの人
だったそうなのですけど、子供の夢を壊すなんとも怖いサンタでした。(笑)
もう少し、夢を壊さないでくれれば私もあんなに早くサンタの正体に気がつかないでいら
れたのに…
でも、大人になったいまでもとても印象に残っています。
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クリスマスツリーの由来は?なぜモミの木を飾るの?
次は、クリスマスに飾るクリスマスツリーについてです。
クリスマスツリーと言えば、モミの木ですよね。
さて、なぜクリスマスツリーにはもみの木がつかわれているのでしょうか。
モミの木は、一年を通して葉が枯れない木なのです。
「永遠に枯れない命」ということから、もみの木が使われてきたと言われています。
ちなみに、頂点にある星は「トップスター(希望の星)」と呼ばれていますが、イエスキリストが生まれた時に空にあった星が由来となっているそうです。
1-4「クリスマスリースの由来」
実は、クリスマスリースはキリスト教とは関係ないと言われています。
リースにも、一年中枯れない樹が使われています。
そのことから、クリスマスツリーと同じ「永遠の命」を表しているのです。
又、リースの輪の形には永遠という意味が込められています。
メリークリスマスってどんな意味?気になるクリスマスの言葉の意味!
メリークリスマスは、英語で Merry Christmas と書きます。
Merry は楽しいという意味です。
楽しいクリスマスという意味なのですね。
ちなみに、ここまでに由来をご紹介した他の言葉についても意味を調べてみたのでご紹介します^^
・クリスマス
Christo(キリスト)mas(ミサ:カトリック教徒の集会)
・サンタクロース
Santa Claus・・・聖ニコラウス(サンタ・ニコラウス)が変化し、サンタクロースに
・クリスマスツリー
その名のとおり、クリスマスのツリー(樹)ですね。
・クリスマスリース
クリスマスのリース(輪)です。
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クリスマスの由来がわかる絵本や紙芝居!
こちらでは、お子さんにクリスマスの由来や文化を伝えたいと思ったときに
読みたいおすすめ絵本をご紹介していきたいと思います^^
言葉で伝えるだけでなく、絵本や紙芝居を取り入れればより一層、理解が深まり楽しめますね。
「クリスマスって なあに」ディック・ブルーナ
あらすじ&みどころ
羊飼いや3賢者が神の子イエスが産まれたことを知り、イエスの産まれた馬小屋へと駆けつけます。
イエスの頭上に輝く星についての描写がありますのでクリスマスツリーの上の星「トップスター」について分かりやすいですね。
この日がクリスマスとなりましたという結びがされているのでお子さんも理解しやすいです。
ミッフィーちゃんでお馴染みのディック・ブルーナさんの絵本であり、多くの書店や図書館に置かれている名作です。
絵本に慣れたお子さんなら3歳くらいから読めるのではないでしょうか?
「クリスマスってなあに?」ジョーン・G・ロビンソン文・絵
43ページ
あらすじ&みどころ
クリスマスの期間、子供たちはどうやって過ごすのかがよく分かる絵本です。
・イエスの生誕した時の話
・生誕したとき羊飼いの元に現れた天使の歌が賛美歌の元になったという話
・3賢者とイエスの居場所を指し示した星の話
・クリスマスの終わりで3賢者がイエスにたどり着いた日、12夜の話
・3賢者からの贈り物からクリスマスにはプレゼントを贈り合うという話
・クリスマスイブとサンタクロースの話や由来
・クリスマスの次の日、ボクシングデイに郵便屋さんに感謝し、子供たちはクリスマスプレゼントのお礼状を書くという話
・クリスマス当日の過ごし方
・クリスマスのごちそう、クリスマスプティングやクラッカー
などクリスマスにまつわることが色々と載っていて大人でも参考になります。
子供向けにかみ砕いて書いてありますし、残酷な表現などもありませんので安心して子供に読むことが出来ます。
しかし文字が細かめで長い絵本ですので、小学生中学年以上のお子さんの方が楽しめるかもしれません。
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「クリスマス」ヤン・ピエンコフスキー絵 木原悦子文
24ページ
あらすじ&みどころ
こちらは聖母マリアと父ヨセフの間にイエスが宿り、生まれ、数々のふしぎなことがおこり、命を狙いヘロデ王から逃れ成長するという場面が描かれています。
イエスを探すヘロデ王がベツレヘムの2歳以下の子供を全て亡き者にするように命令するなど残酷な場面もありますので、お子さんに読む際は注意が必要です。
文章は短く読みやすいですので飽きない長さです。
切り絵のような絵が美しい絵本です。
「メリークリスマスってなんのこと?」池上摩里子/脚本・若山 憲/画
紙芝居 12場面
あらすじ&みどころ
聖母マリアと父ヨセフにお告げがあり、神の子イエスが誕生し、羊飼いや、東の国の3人の博士が訪れる話です。
3賢者の持ってきた宝物が黄金と“良い匂いのする”乳香、“どんな病気でもケガでも治す”没薬とわかりやすく書いてあります。
文章もお子さん向けに分かりやすく書いてあり比較的低年齢でも楽しめるのではないでしょうか。
保育園・幼稚園など大勢のお子さんに読み聞かせるのにとても良いですね。
「クリスマスはイエスさまの産まれた日」と言い切っているのが少し気になりますが素敵な紙芝居です。
★他にもクリスマスにまつわる絵本を紹介した記事もありますのでぜひご覧になってみてください!
「クリスマスの絵本おすすめ作品!0歳1歳2歳に人気の絵本10選!」
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まとめ
・クリスマスは、イエスキリストが降誕したことをお祝いする日
・サンタクロースは困った人を助ける実在した人
・クリスマスツリーとクリスマスリースは「永遠の命」を象徴しているもの
この三点を押さえておけば、お子さんにクリスマスをきちんと説明できますね。
先ほど紹介した絵本などを読み聞かせした後に、お母さんが一言付け足してあげると、よ
り印象に残りながらわかりやすく、クリスマスを知ることができますよ。
そうそう。
お子さんにサンタクロースに来てもらうために、「悪い子のところへは来てく
れないんだよ」とは伝えないようにしてくださいね。
そうすると、優しいサンタクロースのイメージが、少し厳しいおじさんに近いイメージに変わってきてしまいます。
お子さんには、「いい子にしていたらサンタさんがご褒美に何かプレゼントをもって来てくれるかも知れないよ。」と伝えたほうが、子供を否定せず、尚且つ子供の良さを引き出せるかもしれません。
今回、記事にするためにクリスマスについていざ調べてみると、大人の私でも本当にサ
ンタクロースがいるのではないかと思ってくるようなきちんとした由来がありました。
ちなみに私は、毎年「今年はサンタさん、私のところにきてくれるかなー」とさりげなく旦
那にプレゼントをせがみます。
まぁ、結婚してから本当にくれたことは一回もないんですけどね。(笑)
こちらの記事では、クリスマスの由来を保育園・幼稚園の子供向けに伝えるための説明
とポイントについて記事にしました。
子供が大好きなクリスマス。
子どもたちがワクワクした日々が過ごせますように!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました
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